「特別単価って気になるけど、どうやって獲得すればいいの?」そんな声をよく聞きます。アフィリエイトで収益を上げるなら、避けては通れないのが特別単価(特単)の存在。
この記事では、特単の基礎知識から実践的な交渉術まで、初心者の方にも分かりやすく解説していきますね。これを読めば、特単獲得への第一歩が踏み出せるはずです。
特別単価とは?通常報酬とどんな違いがあるのか
特別単価とは、通常のアフィリエイト報酬よりも高い単価を指します。特に、一定の実績や成約数が安定しているアフィリエイターに対して広告主が報酬を上乗せして提供する形です。
高単価報酬をもらうことで収益がアップし、特別感も得られます。通常報酬だけでなく、特別単価が設定されると、同じ案件でも収入に大きな違いが出てくるのがポイントです。
アフィリエイトの特別単価のもらい方は2パターンあります。
- 自分からお願いするケース
- ASPを通じて特別単価のお願いが来るケース
相手から声を掛けて来るってことは必ず広告主やASPの営業担当にもメリットがあります。その裏の心理も知って欲しいです。
そんなにPVが伸びてなくてもしっかりとしたデザインで、上位キーワードがいくつかあると、ASPの担当者からアフィリエイト報酬アップのメールが来ることがあると思います。
- 「○○の商品を優先的に取り扱って欲しい」
- 「○○のレビュー記事を書いて欲しい」
- 「実際に取材に来て欲しい」
- 「ランキングを上位にしてほしい」
などなど、初めての時ってドキドキします。さらに特単付きの話が来るとテンションが上がってしまうもの。ただ、将来的なことも考えてよくよく判断しましょうってことで記事にします。
自分が売りたくない商品のレビュー記事を描いてべた褒めするなんて、どう考えてもステマ記事じゃないですか?
特別単価を獲得するための実績とタイミングのコツ
特別単価を獲得するためには「交渉のタイミング」が重要です。例えば、広告主が新しいキャンペーンを開始するときや、成約数が右肩上がりのタイミングなどが狙い目になります。
また、一定の実績があることで交渉が通りやすくなります。ここでは、タイミングと実績について詳しく見ていきましょう。
特別単価を交渉するベストなタイミングと目標成約件数
特別単価を獲得するためには、どのタイミングで交渉を始めるかが重要です。
- 上位キーワードが増えるとASPの営業担当から依頼が来る
- お問い合わせのページから依頼が来る
- ASPセミナー参加時に特別単価の話を受ける
- 自分で特別単価申請フォームでお願いする
では順番に見ていきましょう。
実績としては、月に20件から30件の成約が安定していると交渉がスムーズになります。この成約件数が、1〜2か月間続いているとさらに説得力が増し、広告主も魅力を感じやすくなります。
このようにASPにお知らせが来ます。
交渉のベストタイミングって?それは以下のような状況です
- 四半期の終わり
- 新商品発売前
- キャンペーン開始時期
- 予算の更新時期
特に、年末年始や新年度スタート前は、広告主も新しい施策を考えている時期。このタイミングでの交渉は、比較的通りやすい傾向にあるんです。
メール沢山来て困ると思いますが、ASPからも定期的にお知らせが来るので見逃さないでください。
SEOで上位表示すると特別単価の依頼が来る
一番純粋なのはSEOで特定のキーワードで上位表示しているか、特定ジャンルの商品を沢山売っているとASPの管理画面にメッセージがあらわれたり、個別でメールが来るケースです。
で、このキーワードなんですが、「○○口コミ」や「○○レビュー」のような商品名に絡むキーワードよりも、自社のブランディングになるようなキーワードで上位を取った時にもらいやすいです。
いわゆる一般キーワードです。
ズバリキーワードは「○○おすすめ」「○○比較」「○○ランキング」などの定番記事です。
誰もが検索するがゆえにどこの広告主もこのキーワードで検索1位を取っている記事の中に自分の広告を入れたいと思うもの
キーワードの競合調査で難易度が高いもので1位を取るというのが特別単価をもらう条件です。SEOは相手側も利益を計算しやすいので話に乗ってくれます。
ジャンル特化を作っておくと「お問い合わせ」から特別単価の依頼が来る
SEOを主体とした特化ブログというのはすでに商品に興味を持つ人がたくさん集まっている状態です。そこにチラシをまけば最も効果的に広告宣伝費が使えるのは予想できるはず。
ASPのカテゴリの一つを極めて特化型サイトを作ると特別単価がもらいやすくなります。
ASPのセミナーに行くだけで初心者でも特単がもらえたりする
やはりセミナー会場まで足を運んでくれる人というのはやる気と信頼が違うもので、A8フェスをはじめ、各ASPの特定ジャンルのセミナーに行くと、その場で特別単価が適応されたりします。
- 広告主と直接対話
- 商品開発背景の把握
- 今後の展開予測
- 商材の実物確認
こんなデーターをASPが用意してくれます。スポーツジムとか自動車とか、特定のジャンルが自分と合致していたら参加してみるのも手ですね。
商品の使用感や、開発秘話を直接聞くことで、より説得力のあるレビュー記事が書けるようにもなりますし、近場でタイミングがあったら足を運びましょう。今はオンラインのセミナーもありますよ。
販売数が多いと特別単価がもらえることがある
成果報酬型のアフィリエイトの場合は月に○○個売ったというのが相手に伝わりますので、それに合わせて特別単価が設定されます。
- 月間成約:20件以上
- 継続期間:3ヶ月以上
- 返品率:3%未満
- 月間成約:5件以上
- 審査通過率:85%以上
- 継続月数:2ヶ月以上
ただし、これはあくまで目安。実は、成約数以外の要素も重要なポイントになってきます通常は月に20~30ぐらい。安定して2~3カ月報酬が続いた時と考えてればいいと思います。
自分で特別単価をお願いすると条件付きでもらえたりする
後は交渉です。特別単価申請フォームから連絡をしてみる。
- ○○のキーワードで上位表示
- 月間検索数○○
- クリック率〇〇回
このような証拠というか実績を元にフォームを送ります。断られちゃうこともあるのですが、「どんな条件なら特別単価をだせるのか?」教えてもらえたりします。
ただ、このようなアフィリエイトの特別単価というのはメリットもありますが業界全体を考えるとデメリットもあります。
一言で言えば「商品の良さ」よりも「アフィエイト報酬の高さ」でランキングなどを操作してしまうってことです。
これは本当に悩ましい所なんです・・ランキング1位にしてて言われたものが個人的には好きじゃないってことは多々ありますからね。
ASPで特別単価を交渉するコツ
実績が整ってきたら、いよいよ交渉フェーズです。
でも、ちょっと待って!ASPでの特単交渉、実は進め方次第で結果が大きく変わってくるんです。焦って「特単ください!」と直球勝負するのではなく、戦略的なアプローチが重要。今回は、ASPでの交渉術についてじっくり解説していきましょう。
ASP担当者と連携して交渉をスムーズに進める方法
「担当者の方、忙しそうだけど、いつ連絡したらいいんだろう…」って悩んでいませんか?実は、担当者との関係作りから、特単交渉は始まっているんです。
- 成果レポートの定期提出
- 改善提案の具体性
- ユーザーの声の集約
- 競合分析の提供
最近は広告主も交えてガッツリ話し合う人が多いですね。自分も1社は週数回のチャットワークでの報告と、月末に定期レポートを書いています。
「先月のCVRが前月比120%に改善。要因として『商品サイズ別の選び方ガイド』の追加が功を奏しました。次月は『シーン別おすすめ商品』の特集も計画中です」
このように、数字だけでなく、改善のプロセスや今後の展望まで含めた報告が、担当者との信頼関係構築につながります。
特単交渉のための準備と効果的なテンプレートの使い方
特別単価の交渉を成功させるためには、しっかりとした準備とテンプレートの活用が必要です。
実績を明確に示すことで、広告主も「このアフィリエイターに特単を出す価値がある」と感じやすくなります。特単交渉のテンプレートを効果的に活用し、交渉を有利に進めましょう。
実績をアピールするためのポイントと施策提案
実績を具体的に提示することが重要です。
- 「過去3ヶ月の成約数」
- 「平均PV数」
- 「現在の検索順位」
などを一覧にして、視覚的にもアピールすると良いでしょう。
また、成約数をさらに増やす施策として「新しい記事投入」や「SNSの集客強化案」を提示することで、広告主も投資する価値を感じやすくなります。
特別単価交渉用のテンプレートでスムーズな交渉を実現
交渉時に使用するテンプレートは、内容がシンプルかつ効果的であることが理想です。以下のポイントを押さえ、メッセージ内容を構成すると良いでしょう。
- メディアIDや希望単価
- 直近の成約数や見込み件数
- サイトの強みや施策提案
ここで注目したいのが、単なる数値の羅列ではなく、「なぜその数字が出せたのか」という背景説明ですね。
例文
担当者様
お世話になっております。○○ブログを運営しております○○と申します。いつもお世話になっております。
このたび、「案件○○」の特別単価についてご検討いただきたくご連絡いたしました。お忙しいところ恐縮ですが、以下の内容をご確認いただけますでしょうか。
メディアID:○○(ASPにおけるメディアID)
希望特別単価:○○円(例:1件につき1500円)
直近2~3ヶ月の平均成約数:○○件/月(例:30件/月)
今後の見込み成約数:○○件/月(例:50件/月)
サイトの強み:SEOで「○○○」というキーワードで上位表示 / SNSフォロワー1万人
強化施策案:新しい集客用記事の投入 / SNSでの定期的な宣伝強化(具体例:毎週3回投稿)
現状に加えて、今後の施策により成約数のさらなる増加が見込まれます。特別単価をご検討いただければ、○○の集客に貢献できるよう努めてまいります。
何卒ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
○○
こんな感じでとりあえず送りましょう。いきなり自分で送ったら失礼か?と思うかもしれませんがそんなことはないです!
やる気があるアフィリエイターってめちゃくちゃ貴重ですからね。本当に現実問題いないんすよ。
特単の営業が突然来た場合の対応について
まず結論を言ってしまうと、ASPの担当も営業成績が決められていて、自分の紹介で広告主の売り上げが伸びたかどうか?
それで給料も出世も決まってしまうのですから、本音を言えば「自分だけのASPと自分が推奨しえている商品だけを押すためのブログを作って欲しい」というのが本心だと思います。
こういう交渉はASPの担当次第なのですが、「うちの商品をランキングの1位にして欲しい」とか「○○というキーワードで□□以内に入れて欲しい」とか「月に最低〇〇個売って欲しい」と言ってくる場合もあります。
そこで困るのは、「その商品に興味がないばかりか、他のASPで扱っている商品の方が実際は良い」と思ってしまっている場合です。
正直な人はコレがきつい・・・・。報酬単価に釣られてよくない商品を売るなんて・・・人道にも劣ると悩んでしまうのでしょう。
私としてはそこまで悩んで、記事更新が辛くなってしまうのならばきっぱりと断ったほうが良いと思います。
ただ、その判断基準をどこに持って来るかによって、良いとする人もいるはずです。その辺は考え方次第ですのでチャンスを逃さないようにしたいです。
例えば「料金が高すぎる」というのは単に所得の問題になりますよ?
月収30万の人と月収100万の人では感じ方が違います。
「あなたにとってはAとBとの商品の差は大したことがないのに5000円も差がある!」と感じるかもしれませんが、
月に数百万稼いでいる人は5000円を50円ぐらいの差だと感じているかもしれないですし、些細な差であっても5000円なんて安いものと感じるかもしれません。
だからペルソナを自分基準にしなければ商品の紹介の仕方も変えられると思います。
ただ、「広告主を稼がせてなんぼ」みたいな思想に捕らわれると、営業と言う名のステマ人間になってしまい、多少のお金を得られてもつまらない人間になってしまいます。
コピーライティングと言う名のもとに「嘘をついてもOK」みたいな思想にはなってほしくないですね・・・。
だって本当に良いお医者さんは病気を煽って高い薬買わせないでしょ?
そんな世界は最悪です。
別々のASPから同じアフィリエイトの特別単価が付いたらどうする?
これもあるあるなんです・・・。
1サイトで複数商品を扱っている場合、同じ商品や同じキーワードについて別々のASPの担当が付いてしまうんですね・・・。
付き合いが長くなってくると、良い提案があっても断れない・・・。
アクセストレードと、アフィリエイトBとどっちにしよう・・・。
他にも、マイナーなASPだけど報酬がやけに高く提示してくれると悩むわけです。
「全部貼り換えてくれたら公式サイトから被リンク出すよ?」みたいな営業メールもめちゃくちゃ来ます。
SEOサイトでは公式からのリンクはのどから手が出るほど欲しい・・・。
これはビジネスライクにいくつかの条件を決めてしまいましょう。
- ツールなどの提供があるのか?
- 月間の販売個数をリアルに教えてくれるのか?
- サンプル商品をくれるのか?
- おすすめキーワードを教えてくれるのか?
- 新着商品を事前に教えてくれるのか?
結構ツールや素材を提供してくれるASPの担当もいます。
- マップにアフィリエイトリンクを仕込むツールの提供
- Q&Aの選択方式で商品を絞り込めるツールを提供
- 食べログなどの大手のページをそのままアフィリエイトリンク化する
- 動画や写真素材の提供
などなど、みんなどうやってあんな高度なサイトを作っているの?って思うかもしれませんが、実はASPが提供してくれるなんて場合もあるんですよ♪どれを重視すれば自分の利益と顧客の利益が最大化するのか?そこを考えて決定してください。
私が重視しているのが月の個数とオススメキーワードを教えてくれる人ですね。ただ、自分一人に話を持ち掛けているわけではなく、上位にいるライバルアフィリエイターにも同じ話をしています。
だから後は担当メールの返信の素早さとか、笑顔とか?(笑)
裏でやってずるいと思うかもしれませんが、実力者同士、結構裏での取引ってあります。物販は大手企業が絡むので内密に・・・みたいな話ってあるんですよ。
ASP担当の特別単価の申し出を断ると悪影響があるのか?
ASPの担当の申し出を断る際も常識的に行きましょう。
「ビジネスの世界はシビアだし、正々堂々と勝負すべきだ!!と」言ってしまいたいのですが・・・。正直ASPの担当ともめないほうが良いです。
本当に物販の承認率ってあやふやでグレーな部分が多いです。
担当を通じて広告主とうまく付き合うと、承認率や単価ってコロっと変わる場合もあるので、ココは注意しましょう。
悪影響が全くないとは言い切れません。「今回は時間がなくてとか、先に先方と約束したので・・・」などの言い訳をして断りましょうね?
担当が変わったら得別単価の話も消えることもあるので注意
どんな仕事もそうだと思うのですが、営業担当の力って本当にあるんですよ。すごーく良い広告主やASPだと思っていても、IT業界は出入りが激しいです。
車のディーラーさんや不動産のリフォームと同じでして、担当が変わったら「それ、前の担当の話ですよね?」という対応をされるケースもあるので注意してください。
多くの方は大学生の就活の時にASPに入ろうなんて思ってなかったんじゃないかな?
セミナー行けば分かりますが次のステップの踏み台として利用している若い人だって沢山いますよ。
広告主との信頼関係を築きながら特単を維持すべし。
特単獲得後、ホッとしていませんか?実は、ここからがもっと大切なフェーズなんです。せっかく獲得した特単、長期的に維持・向上させていきたいですよね。
広告主は、ただ成約数が多いだけではなく、実際の顧客の質も重視しています。例えば、無料体験のみで離脱する顧客が多い場合、特単は得にくくなります。
商材の訴求ポイントをしっかり押さえ、広告主にとって価値ある顧客を送る工夫が大切です。
商標キーワード以外を狙う
商標キーワードでの集客は広告主にとってマイナスになりやすいので注意が必要です。
また、転換率が低い場合も、特単を断られる可能性があります。成約数だけでなく、承認率や有料転換率を改善し、広告主のメリットに繋がるよう意識して交渉を進めましょう。
業界や案件が成長しているタイミングを狙う
案件が成長しているタイミングを逃さず、特単交渉に挑戦してみましょう。成約件数が増え、収益が安定してきたら、思い切って交渉を行い、自信を持ってアフィリエイト活動を進めていくことが大切です。
大体ライバル会社が同じような広告を作ってきます。つまり広告が増えたタイミングが交渉のじきってことですよ。
広告主のガイドライン変更に注意をする
ASPや広告主のガイドライン、実は定期的にアップデートされているって知っていましたか?「以前はOKだった」が今はNGということも。
金融や美容系はかなり法律が変わります。でこの修正がめちゃくちゃ面倒なんで見逃す人が多いです。
今最強に便利だな?って思っているのは金額比較表のショートコード作成です。
こういう表ですけど動きの速い業界はすぐに値段も機能も変わるじゃないですか?ページ数が増えてしまうとどこに何を貼ったかわからなくて修正が不可能になります。
スウェルの場合はブログパーツに入っているのですが、作っておけばパーツを変更するだけで全サイト内に一括反映されます。
比較表もそうなんですが、法人大手の場合は記事内に入れている画像もショートコードで管理してました。じゃないとモデルさんとかロゴが変わった時に全部手動で入れ替える羽目になります。
というわけでガイドラインが変更しそうな部分はショートコード化しておくことをおすすめします。
以上でしょうか?
いちばんベストは自分のメディアを育てて直接案件や特別単価交渉がお問い合わせから来まくるっていう状態ですね。
そのためにはSEOもSNSもちゃんと勉強して常に備えておく必要がありますよ。
今回の記事で分からないものは質問どうぞ!少しずつ頑張ろう!!