ChatGPTが登場して最も不安に思ったのが専業のwebライターではないでしょうか?
今までのai自動記事生成ツールはどんなに出来が良くてもどこか不自然な日本語があったり、語彙の使い方がそもそも間違っていると数行読めば分かったのですが、ChatGPTは別次元です。
ChatGPTでライター不要になってどんどん廃業してしまうのか?ということに関して個人的には同意しかありません。ただ、完全に消滅するか?というとそうでもなくAIをうまく利用できるライターもいることでしょう。
今回は現場のwebライターがどのような気持で仕事に取り組んでいるのか?という点にお触れていきます。
ChatGPTでwebライターが不要になると思う理由
実際いまの現場ではwebライターの大半がChatGPTを取り入れて記事を納品してきます。
AIによる投稿を禁止しても匿名を利用し、偽の複数アイコンで記事を納品して、数百円を稼ごうと思うwebライターは後を絶ちません。
・・依頼文のタイトルに入れた場合、ChatGPTで納品してくる確率は10%。完全拒否でもこのくらいの頻度。
・・・依頼文の説明文の中にこれくらいの文言を入れた程度ではChatGPTで納品してくるwebライターは3割程度
- アイコンがデフォルト
- 自己紹介は全くなし
- タスクを片っ端から受注
- 複数アカウント
- 身分証明書の提出なし
- 期限切れのプロジェクト多数
・・正直終わってますがうじゃうじゃわきます。
なぜかというと、このようなAIの自動記事でも依頼者側に提出拒否をする%が限られてきているため、一定数はコピペ記事でも承認をしなければいけないシステムを多くのクラウドソーシングが採用しているからです。
体験談も簡単に嘘を付いて納品するwebライターが大量に発生
WEBライターさんに聞いてみると「今の時代こそ体験談」が重要だと言いますがChatGPTに「体験談ふうに」記事を書いてくださいとお願いすれば、それっぽい体験談を瞬時に創り出します。
特に多くの人が経験しているものはかなりの精度。オリンピックやワールドカップの感想から、コンビニバイトの体験談。就活面接の体験談など自動で上位の記事をリライトて作り出せます。
これを大量に納品してくるChatGPTライターがここ1年で激増しました。
クライアントがChatGPTスタッフを雇うようになった
どんなに禁止してもaiの記事を納品してきますし、クラウドで頼む以上10%~20%手数料が上乗せされます。
クラウド側では手数料さえ手に入れば特にコピペ記事を納品してももうわかるわけで、さらにコピペ記事かどうかが見分けがつかない状態であれば裁判まで行くケースはほぼないでしょう。
そのように考えた場合、クライアント側がChatGPTを使ったライティングノウハウを内製化し、外注をどんどん切っていくという流れは必然であり、実際に依頼件数は激減しているはずです。
タスクしか受けられないwebライターの半数は廃業するのでは?
というわけで、クラウドサービスで安いタスクのみ数をこなしているwebライターはそのうち外注側がAIの使い方を覚えて、最低限の記事を入れるようになれば半数ぐらいは廃業すると思っています。
要はコピー機でタイプライターが消えたように誰が書いても同じ文章なら機械に全部任せた方が手っ取り早いし、トラブルも少ないと思うのがビジネス市場です。
AIは文句もクレームも言わないし、休まないし飛んだりしませんからね・・。
ChatGPTで不要にならないライターってどんな人?
一方これまで3社に関わりプロジェクトで大掛かりなサイトを作ってきましたが1文字最低1円。3円ぐらいまで早く到達するwebライターさんもいます。
共通するのは「最終ゴール」までを共有できるのか?そのスキルがあるのか?ということです。
- その文章をどんなメディアに出すのか?
- 集客したい相手は誰なのか?
- 実際に費用対効果が継続的にあり続けるのか?
この辺りまで計算して納品してくれるライターさんはごくわずかです。
- ブランド構築のための記事なのか?
- 認知を取るための記事なのか?
- seoで検索ボリュームを増やすための記事なのか?
- 短期的に商品販売をするスポット記事なのか?
それぞれの過程に身を置いたことがないと、歯車のどの部分を作っているのか?という全体構造が見えてこないと思います。
そういう意味ではwebディレクター経験のwebライターさんはかなり優遇されますね。
超専門スキルと資格があるwebライターニーズがある
後はコンテンツを作れる専門家です。大手企業からするともうseoの知識などは編集を雇いますし、強いドメインに記事を載せたり、有料広告で上位枠を買えますのでそこまで小手先のwebライターの技術は必要としていません。
それよりも特定ジャンルの研究をしており、1次情報を出せる専門ライターは引く手あまたです。これAIだと初期入力ができなくて一般論しか出力できないので重宝するんです。
というわけで、ここまでが人間が書いた記事です。
さらに以下は現役のwebライターさんに500円程度払って書いてもらった意見。続けてaiによる無料の記事を書きます。
両方読んでみて、本当にwebライターが不要かどうか?みなさんに判断してもらいたいと思います。
生き残れるwebライターのスキルは?
ではまずは現役のwebライターさんが書いた文章から紹介します。一部敢えて主語をなくします。後からaiでも文章を作りますので、読み比べれば分かるはず。
あなたがクライアントであれば以下の1つの文章にいくら払うのか?
aiと比較して考えてみてください。
感情や文化的な背景を考慮した文章を書ける人
単純に何らかの情報を把握することが目的であった場合、検索機能にも長けたAIはとても便利なツールであり、人間のライターが書く文章と比べて、読み手側のメリットという点では本質的な違いはないように思います。
AIの文章には誤った情報が含まれていることが問題とされていますが、AI学習の精度が上がれば情報の確度も向上すると考えられますし、そもそも情報の正誤については人間が書いたものであって十分な確認が必要であることに変わりはありません。
AIが発展する中でWebライターとして生き残るためには、AIに無くて人間にあるもの、すなわち感情や文化的な背景に基づく細やかなニュアンスを感じ取り、文章として的確に表す表現力を磨くことが必要と思います。
細かい感情表現を持ち合わせている人
とても難しいトピックだと思います。chatgptなどのAIツールが登場してから文章製作などの仕事にも取り入れる企業は増えてきましたしこれからより一層増えると私は思っています。
ですが人間には人間にしかない細かな感情表現を持ち合わせていると私は思っているのでAIには負けないアイデンティティや表現方法を構築しその魅力をクライアントや文章を読んでくれる方々に対して訴えかけていく自分を売り込んでいくしかないと思います。
これから五年後十年後AIは今よりも進化し精度も向上するでしょう。おそらく多くの文章製作者の方々もAIに仕事を奪われていくかもしれません。ですがある意味では自らのアイデンティティや個性が重視されていき洗練されていく時代でもあると思います。
習得したスキルや体験談を話せる人
自分自身が習得してきたスキルや体験を書くwebライターが生き残れると思います。記事作成の場合ネットの情報を集めてきたとしてもAIに負ける可能性があります。以前ChatGPTで記事作成のやり方を解説してもらったとき、膨大な量の知識で解説をしていたので驚きました。
そのため、まとめ記事や自分自身がネットで調べる記事などはAIに仕事を奪われてしまう可能性があります。
しかし、自分自身が習得してきたスキルや体験などを表現できるwebライターの方は生き残れます。理由は今まで仕事で習得してきたことは自分自身が経験することで、AIが経験できないことを記事として書くことができます。
体験なども子育ての場合や恋愛などはAIが体験できないのでオリジナルの文章を書くことが可能です。そのため、今後は自分自身が習得してきたスキルや体験を書くことができるwebライターの方が生き残れるでしょう。
組み合わせと気遣いを持って名前を売れる人
これからはAIに勝つために、気遣いが大切かなと思っています。もちろん文章を書くのはAIもWebライターも一緒だと思いますが、この文章を分かりやすくするために解説のための動画や図を使ったりして分かりやすくすることが今のところの生き残る道かなと思います。
また、ほかの方とは違うWebライターになることが大事で、同じ記事でも面白い言い回しをしたり、独特な表現方法、例えを使ったりするなどしてオンリーワンを目指していくこと、AIが流通していく前にどんどん名前を売って、この人が書くなら信用できる。
とかこの人のウェブ記事は面白くていいね。といったように差別化を測る必要があると思っているのでどんどん専門的な知識を身につけていろんな表現方法を覚えていくのが生き残る道だと思います
欲望を持って不完全さを楽しめる人
人間のライターがAIに負けないためには、ズバリ欲望が必要になります。それも人間臭い、不完全さや未熟さをはらむ欲望です。AIは確かに優れたツールであり、特に執筆速度に関しては人間が勝てる要素はどこにもありません。
しかしAIは良くも悪くも正しさに縛られています。人間のように感情に流されて行動したり、不条理な行動を不条理だと理解しないまま行動することがないのです。
もちろん、それは人間や人間社会を傷つけないために必要なものではあります。とはいえ面白さは不完全さや未熟さからくることが多いもの。そして欲望はそれをうまく、面白く表出させてくれるのです。ですから自らの欲望や不完全さをうまく、多くの人の共感を得る形でアウトプットできると良いと思います。
情報を分析して自分の経験を織り交ぜられる人
webライターとして私が心掛けていることの一つが、単に求められることをライティングするというだけではなく、そこに至るまでのプロセス、特に事実に基づいた記事を書くことを大切にしています。
今のネット上の情報は、その真意を見る力がとても試されていると思います。だからこそ、さまざまな角度から情報を分析し、事実に基づいた内容でライティングをしていくことが必要です。
その上で、自分の経験を織り交ぜたりして自分のオリジナル性を出していくことが重要なのではないでしょうか。ネット上で情報を探したときに、これはどこかで読んだことのある記事だな、退屈だなと感じることのないようにオリジナル性を出していくこともAIに打ち勝つために大切なことだと思います。
ネット上にまだないニッチな情報を持っている人
OPENAI社のchatGPTに関して言えば「噓つき」と言われている点があります。これらAIの短所である改善化も、今後の課題であるとは思いますが、現状としては、このAIの弱点部分をクリアできる「事実確認」は、WEBライターの長所だと言えます。
また日本語に関しても学習量が少ないと言われています。
そしてまた直近の情報には疎く、最新情報であるほど記事作成が不得意とされています。
この点で言えばトレンド記事作成であったり、最新のニュース記事などはWEBライターの活躍が期待されます。
個人的に思うのは、ネット上にデータ化されていない情報であったり、機械学習化されていないニッチな分野であると感じています。
特にパプリックなサービスであれば、品行方正で生真面目で当たり障りのないAIモデルに進化するのだろうと、個人的には見ています。
取材をきちんとできる人
AIに負けないようにWEBライターとして生き残るためには、読者の悩みを解決できるような文章を作成するスキルが求められると考えています。
SEOライティングでも一次情報を入れて文章を作成できる方が必要になると思います。たとえば積立NISAなどをしていれば、自分の情報をまとめられて、他の人と差別化ができるように思います。
ただ、WEB上の記事を見て、まとめるだけの仕事がもしかしたらなくなってしまう可能性もあります。また、取材をしたりして一次情報を入手して文章を作成できる人がAIに負けないように感じられました。やはり、自分にしか書くことができないと言える専門ジャンルを書いたり、一次情報が大事なのではないかと思いました。
経験に基づいた中身のある会話ができる人
経験です。AIは経験には勝てないと思います。ある小説の中に出てきた好きな言葉で「実体験のない話は中身がない」
というものがあります。
主人公の恋人が読書が好きで、そこから得た知識を得意げに話すのですが、主人公は中身がなくて退屈だと感じているのです。
例えば浅草についてネットで情報を見ただけの人と、実際に浅草に行って食べ歩きなど観光をした人の記事であれば、確実に後者の方が人を惹きつけると思います。
浅草に行くためにお金を貯めて、お店では何時間待って、こんな人と出会って、美味しいものを食べて……と実際に経験談があったほうがおもしろいですし、行ってみたいと思わせられるのは人間が書く記事だと思います。
失敗談についても、人間は実際に失敗できるので説得力があると思います。
良い記事が書ける人
やはり質のよい記事が書けるか書けないのかこれに尽きると思います。どうすれば質のよい記事が書けるか日々鍛練していく事が必要だと思います。鍛練の仕方は人それぞれだと思いますが、基本をしっかりとし、常に努力を惜しまない鍛練が必要とされると思います。
自身にしかないものを身につけそれを特殊能力にかえて発揮していく事が大切だと思います。後はそれを続ける事ですかね。正直飽きがきます。長期的な目標や目的を決めてそれに向けてしっかり日々鍛練し目標や目的をやり遂げるといった覚悟をもって取り組む姿勢も大切だと思います。
当たり前の事は当たり前にでき、人が出来ない事をできる様になり、それを多くの方に受け入れてもらい信用信頼を勝ち取るしかないでしょう。それはどんな仕事にも共通して言える事かも知れません。
ChatGPT3.5が予測したAIで廃業しないwebライターのスキルとは?
まずはChatGPT3.5モデルにwebライターに必要スキルと廃業しないコツを聞いてみます。この形式で納品しまくるライターの典型的な文章ですが上記の人間が書いたものに近いです。
制作にかかった時間は10秒以下です。
個人的にはこのレベル程度納品しかできないwebライターはほとんど不要です。
クリエイティビティと独自性の強化
AIはデータに基づいて学習するため、既存の情報やパターンに頼った文章を生成しますが、独自のアイデアや創造性は人間にしかできません。ライターは、オリジナリティを持ち、読者を引き込むような内容を提供できるように努めるべきです。
洞察力と専門知識の獲得
AIは豊富なデータをもとに情報を提供しますが、その情報を理解し、洞察力を持って読者に伝えるのはライターの役割です。特定の専門分野に精通し、専門知識を駆使して的確なコンテンツを作成することが重要です。
人間らしいストーリーテリング
AIは情報を提供することはできても、感情やエンパシーを持ちません。感情を揺さぶるストーリーテリングや読者の共感を得る力は、ライターにしかできない重要な要素です。
コンテンツの戦略的な企画
単なる文章を執筆するだけでなく、読者のニーズを理解し、効果的なコンテンツ戦略を企画することが求められます。どのようなコンテンツが必要であるか、どのプラットフォームで公開すべきかなどを考慮し、戦略的なアプローチを取ることが重要です。
コミュニケーションスキルの向上
ライターはクライアントや読者とのコミュニケーションが必要となる場面が多いです。適切な情報の収集やフィードバックの受け入れ方、要件を理解するスキルを磨くことが重要です。
技術の理解
AIがライティングに使用されることが増える中、ライターがAI技術や自然言語処理について基本的な理解を持つことが有益です。これにより、AIを活用したコンテンツ制作においてより賢明な判断ができるでしょう。
ChatGPT4が予測するwebライターの廃業と必要スキルについて
続いてChatGPT4に少しだけ命令文=プロンプトを入れました。もう少し複雑にもできますが、この程度の出力にかかる時間は同じく15秒程度。
根拠となるリソースもウェブ上から引っ張ることが可能です。かかった予算は0円。編集は敢えて加えておりません。人間の書いた文章と比較してみてください。
ChatGPTがライターを不要にするのか?未来のライターが持つべき3つのスキル
AI技術の進化は、多くの業界に大きな変化をもたらしています。ライティング業界も例外ではなく、特に人工知能の進歩は、ChatGPTのような先進的なAIが文章を生成する能力を持つようになりました。
では、ライターは廃業の危機に直面しているのでしょうか?そこで本記事では、未来のライターが持つべき3つのスキルを解説します。
1. AIと協働するスキル:ChatGPTと共に働くライターの事例
まず第一に、ライターはAIと協働するスキルを身につける必要があります。例えば、ChatGPTは、その人工知能技術を利用して新規の記事やレポートを作成することができます。
しかし、それはあくまで人間の指示に基づくものです。ライターがAIに対する適切な指示を与え、その出力を最終的な製品に整理し編集する能力が求められます。
このようなスキルを持つライターは、効率的に高品質な記事を生み出すことができます。例えば、ニューヨークタイムズは既にAIを取材や記事作成に活用しており、記者とChatGPTが協働することで、1日あたりの記事数を20%増やすことに成功しました。
2. 深遠な洞察と創造力:AIには再現できないユニークな視点
次に、深遠な洞察と創造力が必要です。AIは大量の情報を処理し、それに基づいて文章を生成することができますが、それでもなお人間の洞察力や創造性を超えることはできません。
ユニークな視点や深遠な洞察を文章に織り込むことで、ライターは自身の存在価値を維持することができます。
具体的な例としては、2017年のピューリッツァー賞を受賞したジョン・フリードマンの論説記事です。彼の記事は、経済データや社会情勢をもとに、彼独自の視点で世界の未来を描き出すものであり、これはAIが再現できるものではありません。
3. 技術的知識:AIの仕組みを理解するライターの価値
最後に、ライターはAIの基礎知識を持つことも重要です。この知識を持つことで、ライターはAIの長所と短所を理解し、それを最大限に活用することができます。
また、技術的な知識を持つライターは、テクノロジー関連の記事を書く際に、より深い洞察と理解を読者に提供することができます。実際に、テッククランチの記者であるマリア・ジョンソンは、彼女のAIに関する深い理解が彼女の記事に深みと洞察を与え、その結果、彼女の記事は平均して50%以上の閲覧数を獲得しています。
このように、AIの発展はライティング業界に大きな変革をもたらしていますが、それは必ずしもライターが廃業することを意味するものではありません。逆に、新たなスキルを身につけることで、ライターはAIの時代においても、自身の価値を高めることができます。
まとめ
上記の例を見てお金をはらうクライアント側の立場になって考えてみて欲しいです。
本当にAIにまけずに生き残るwebライターを目指さなければ、仕事を失う人が増えてしまうのではないか?
AIなら1万文字でも10万文字でも上記のような文章が月に2000円~3000円程度で無制限に出力できます。
本当に人間の文章にお金を払い続けたいと思うクライアントがいるのか?
いつもAIで納品ばかりしている人は考えるきっかけになっていただければと思います。
今回の記事で分からないものは質問どうぞ!少しずつ頑張ろう!!