今回久しぶりに購入したのが「ミニサイトを作って儲ける方法」という本。ブログと違って小さくまとまったテーマでサイトを作り、無理なく10万円稼ぐというテーマで書かれているのですが、
ちょっと初心者さんが読むと難しい。実際に素晴らしい具体例が載っているのですが、全く同じようにやっても稼げない人も出てくるのでは?
ただ、私の考えやサイト作成の方向性と非常に似ているので紹介しつつ、実際の例も含めて講義しようと思います。
ミニサイトの実例と見本・作り方までの一連の流れを紹介
この本で紹介されている作者の方々は素晴らしいブロガーさんだと思います。
というわけでまずは順番に事例と収益化の方法をお伝えします。
発想も豊かですし、専門性も高く、世の中の切り口が面白い。こういうのがまず稼げるサイトの好例ということで先にいくつか紹介します。
自分の実体験をもとに綴った観察日記風。シートン動物記のように、身の回りの一瞬の出来事を細かく書いてミニサイト化して稼ぐという好例です。収益化の手段はアドセンスと楽天。アマゾンです。
ヘッダーもすごくかわいいしテーマもそろっているのではてなブックマークで拡散されて集客にも成功しています。ポイントは写真とヘッダーのイラストですかね?
秋冬に検索ボリュームが伸びる薪をテーマに作りこんだミニサイト。初心者向けに写真を使って丁寧に手順を解説してくれてます。
こういうのは関連ページのPVも伸びやすく、上位に来やすいです。薪ストーブなんかも実はライバルが少なく稼げるジャンル。田舎だからこそできるテーマということで素晴らしいと思います。
ミニサイトの成功は専門性とライバルの関係で決まる
どうでしょう?パッと見このくらいなら自分でも作れるのかな?別にアフィリエイトって情報商材を売るだけが全てじゃないんです!!「稼ぐことを教えることで自分が稼ぐ」という方法だけじゃないんですよ?(この手法はライバルが多いし、めちゃくちゃ収益化が難しいですよ?)
「ベランダの鳩」「薪の作り方」「ドクターイエロー」なんてキーワードの方がライバルが少ないし、自分の出せるテーマで無理なく稼げるということです。
ただ、こういうミニサイトにも必ずライバルがいますので、ある程度専門性があり、頭の中でイメージしておいて30記事~50記事×1000文字が書けるかな?と思えたテーマでやったほうが良いと思います。
イメージとしては小雑誌とか駅や旅行代理店に置いてあるパンフレットのような感じです。サイトアフィリエイトとうのは専門書を作るイメージなので知識の深さやキーワードに合わせて作ります。
ミニサイトの集客から収益化できるかどうかのチェックポイント
この本を読んでいて思ったのが、ほったらかしでも月に10万円稼げるミニサイトを目指すということですが、実際に月に10万円のPVって月間30万ぐらいは必要です。
でもミニサイトで月間30万PVというのはすごく運よくテーマ選びができないと初心者にはほぼ不可能だと思います。
私は沢山の方を指導しているので分かりますがワードプレスで何も考えずにミニサイトを作ったら毎日10PVぐらいで終わります。(というかおそらく0アクセスです・・・。)
- 深い悩みがあること
- 比較して知りたいこと
- 売るための商品があること
では本書にも乗っていたのですが、いくつかミニサイトで成功するためのポイントがあるのでそれと共にさらに私のチェック項目を付け加えておこうと思います。
ミニサイトのテーマ選びとネタの探し方について
- 面倒だったこと
- 誰かに教えたいこと
- 自分で新しく挑戦すること
- まとまった情報が欲しいと思ったこと
- 比較したいこと・見慣れないこと
この辺が本書に書いてるテーマの切り口。これに以下の要素を掛け合わせるのだそうです。
- エリア要素(場所)
- 目的や状態(状況)
- 年齢や性別
- 時間や期間
- 金額
こういうものを掛け合わせて作られたミニサイトの見本がこれ。
私のこういうジャンルでのミニサイト作成はコンサルメンバーさんに良くアドバイスしてます。
ただ、そうは行っても切り口って探すのが難しいと思いますので、私ならFC2まとめ、2chまとめなどのまとめサイトに注目します。そして数が薄いのに星が多いものをミニサイトのテーマとして狙います。
手荒れじゃなくてささくれです(笑)ニッチですけど、多くの人が悩むもの。こういうのをまとめてミニサイトにしてはどうでしょうか?
アドワーズやキーワードツールを使って競合が低、月間検索が10~100のゾーンを狙って書く。
後は知恵袋ですね。ここに回答待ちがずらりと並んでいたり、大した回答がないものがベストアンサーになっているものが良いですよ?
どれだけ小さく絞って作れるか?それを意識して下さい。
FC2ブログとか2chまとめとかでも良いですが関連語がそこまで多くないのを選ぶのがポイント。
穴場のネタ探しはアラートとSNSで手に入れる
ライバルが少なく、早めに収益化しやすいネタはグーグルアラート及び、SNSを使って自動でメールに送られるように設計しましょう。
「なんでトップアフィリエイターやブロガーが旬のネタを集めて来れるのか?」というと、そういう仕組み作りをしているからです。
Inoreaderは相当便利なんで使った方が良いですよ?もち完全に無料です。
ミニサイトのおすすめのレンタルサーバーや無料ブログは?
上記の事例はワードプレスで作ったり無料ブログでつくっていますね。
一つはシーサーブログが入っているのですがアドセンスメインで作るとなると他がおすすめ。なぜならミニサイトはテーマの内容が尽きたら基本は放置しますので、放置した後も広告が出ないのが理想なんです。
- ライブドアブログ・・(PCは広告なし)
- FC2ブログ有料(月300円)
- はてなブログ(月600円で10個作れる)
後は、月に1000円使ってエックスサーバーかシンエックスサーバーなら20サイトぐらいまで月額1000円の固定費でサイトを量産できます。
後はもうHTMLで書けて負荷が少ないシリウス使って100円ぐらいのサーバーで放置とか?
やすいサーバーはワードプレス使うとデーターベースが必要だから表示スピード遅くなるんで却下。
ミニサイトの設計は検索意図をdoに絞る
今回見本として紹介したのは小さな商圏でのお役立ち記事を書いて収益化を図るミニサイトですが、実際大きく稼ぎたい人もいるはずなので、成果が出やすい構造をお伝えしようと思います。
それはランキング形式のミニサイトです。
最初にう売るものを3つ~5つぐらいに絞ってトップページに比較ランキングを作り、個別ページでそのレビューをしていきます。
その個別ページのレビューが終わったら、後から商品が解決しそうなお悩み解決記事を追記していきます
イメージ沸くかな・・。
こういうの作りましょうってことですよ。自転車に代わる乗り物いろいろ登場しているし、レンタルも含めて今後も移動の手段増えるから応用できますよね?
ミニサイトで大きく稼ぎたいのなら商品と悩みの深さを意識しよう。
で、結構ミニサイト系を作れるようになる方もいるのですが、先ほどの「鳩」とか「電車」とかをネタにすると、アドセンスと楽天、アマゾン以外の収益化が非常に難しい。
だって、鳩がベランダに卵を産んで悩んでいる人に何を売ります?
発想がない人は「え?ベランダを掃除するホウキ売るの???」なんて思うのでは
だったら、はじめからある程度、購入商品が予測できるテーマで始めた方が売り上げに直結します。
また、テーマに関しても同様で、ネットで購入しやすいものなどをテーマにした方が良いですよ?
いくらミニサイトで役立つからと言って、「種子島の今日の天気」と調べた人に「旅行案件」を紹介するには無理があります。
ミニサイトのSEO対策ってどうやるのか?
100記事、200記事を書く大型サイトに比べて、10記事~50記事程度のミニサイトは記事数が少なくそれゆえ内部リンク(記事同士のつながり)が少ないです。
だからこそ、ライバルのいないジャンルに絞ったテーマでサイトを作り込む必要があるのですが・・・それでもいくつかできるSEO対策がありますのでまとめます.
- 検索意図を満たし文字数を長くする
- TwitterやYouTubeなどのSNSで宣伝して被リンクをもらう
- 同じテーマのブログがあったらリンクを送る
この辺りはやってみても良いでしょう。文字数は1文字5000文字です。きちんと記事タイトルを決めて、検索意図に合わせて記事を書いてください。
後ははじめから上位表示を狙わずに、自分のミニサイトに興味がありそうなフォロワーさんを集めて、そこからリンクをを送って紹介しもらう。
例えば今回の例のように「電車」「鳩」「キャンプ」などに合わせたTwitterやユーチューブのアカウントを作っておいて、少しずつフォロワーやチャンネル登録者を増やして言って下さい。
プロフィール欄に「良かったらコチラのブログも見に来てください!!」と書いておくと親切な人が読みに来てくれます。
後はちょっと自作自演になるんですけど、自分で同じようなジャンルのサイトをあったらそこにリンクを送ります。雑記ブログなどを作っている人は、今回作るミニサイトに合わせた記事内容を書いて、そこからリンクを送ると非常に効果があります。
ミニサイト収益化できたらカタログ型のアドセンスサイトも作ってみよう!
ミニサイトをうまく作り込める方はカタログ型のアドセンスサイトがかなり向いているんじゃないかと思います。
例えばアドセンスの教科書を執筆したのんくらさんはワークショップを開催しています。
⇒ テーマ特化型ワークショップでも紹介されていたの・・。
日本語学校も異文化理解の授業あると思います。伝統芸能はGoogleも力を入れているってことでテーマを絞ってここまで行ければむしろ権威サイトですね。
後は国内外も含めて手軽に作れて楽しいんじゃないかと思ったのが駄菓子屋日記です。
自分も過去にこんなの書いているんですが、日本って本当にモノ余りで海外に比べるとニッチなカテゴリがたくさーんあるんですよ。
そういうのってブログのテーマはもちろん、海外に向けても情報発信できると思うんです。どうも日本人同士だと「○○さんが○○円稼いだ」ってところでバトルになるんですが・・・・。
海外の数十億人に向けてなら日本人が一丸となって協力し合えるんじゃないかとも思います。
そういう意味では日本文化のミニサイトおすすめですよ!
ミニサイトに関するQ&A
- ぜんぜんテーマのアイデアが浮かびません。
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部数の少ないハウツー本や雑誌がヒントになるかな。
- テーマを絞り込むアイデアが浮かびません。
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限定性ってどこにあるのか考えてみて?例えば土地による限定性、田舎の1地域はキーワードの数も決まってますよね?
時代(歴史)・地理・数学(値段)なんかで絞れますって!家の中に眠ている教科書とか、好きな本やマンガ・よく行く場所から限定性を想像してみて?
- ミニサイトだけで稼げますか?月にいくらぐらい行くの?
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そもそもミニサイトは市場規模が少ない所やニッチを狙うので、大きく稼ごうと思うのであれば小規模サイトを量産するか、規模を拡大してライバルが多い所と勝負する必要がありますよ?
街の定食屋さんが大きく稼ぐためにはチェーン化するみたいなイメージです。
アドセンスだけなら月に数千円が限度。物販売れると20記事で10万とか普通にありえます。でもリサーチの技術は必要ですね。
以上です。
個人的にはふとした疑問を雑記で書いているうちに、「このネタをまとめたら何か起きるんじゃないか?」という発見につなげるのがベストだと思います。
今回の記事で分からないものは質問どうぞ!少しずつ頑張ろう!!