今回はASPアフィリエイトとアドセンスの併用についての質問に答えようと思います。アフィリエイトの収入を見ていると100記事程度で月に10万をこえるようなブログは大体、ASPを中心とした成果報酬です。
100万PVを超えても月に30万届かないアドセンスブログはゴロゴロあります。自分はまずはモチベーションアップのためにアドセンスを使ってもらい、ASPに切り替えてもらってます。
その流れとタイミングについてお伝えします。
アドセンスとASPアフィリエイトの併用にはルールがある
まず、アドセンスとASPアフィリエイト広告を1つのブログで併用する場合の注意点について述べておきます。
超初心者がググりながらやるとASP及びアドセンスの禁止事項にいつのまにか触れてしまうってことがありますので。
- ASPのバナー広告のそばに隙間なくアドセンスを貼らないこと
- ASPバナーやテキストリンクの誘導の語句のそばにアドセンスを貼らないこと
- アドセンスのように見えるバナーを勝手に作ってブログに貼らないこと
- 水着やギャンブルなどアドセンス禁止のバナーのそばに表示させないこと
ですね。
ASPアフィリエイトの誘導語句がアドセンスに向かないように貼る
・・・「→をアドセンスのそばに入れるのは危険です 」ASPのテキストバナーなどは広告内にクリックを誘導する語句や矢印などがはいっていることもあるのですが、その下に偶然アドセンスがひょうじされちゃうとペナです
アフィリエイト広告とアドセンスの間は1行以上空けて貼ること
・・・おい、お前、同化しとるやん?(笑)って感じで2つをくっつけるように貼ってはダメですよ?
まあ、そんなに今ってアドセンス厳しくないと思うのですが、あるあるとしてはバナー広告とアドセンスを隙間なく並べてしまうことです。
誘導のすぐ近くにアドセンスが表示されてしまうと警告がくることも。アドセンスは言葉での誘導を禁止していますので、自分の中ではASPに誘導したつもりでも、その誘導文が「アドセンス広告への誘導だ」と思われてしまうのはダメです。
アドセンス禁止ジャンルのアフィリエイト広告と併用して貼らないこと。
・・・後はないと思うけどエロ漫画とかエロ雑誌の真下にアドセンス表示させるとか?
漫画系の自動バナーは勝手にエロ広告が表示されるので注意してください。
まあ、そんなに今ってアドセンス厳しくないと思うのですが、あるあるとしてはバナー広告とアドセンスを隙間なく並べてしまうことです。
1行ぐらい改行してくださいね?「スポンサー」がアドセンスの上に表示されていれば近くにおいても構わないのですが、誤クリックを誘う形で配置するのはNGです。
- 誤クリックの回避
- 誤クリックの誘導
- 広告の不自然なアピール
- 誤解を招く見出しの下での広告配置
- 画像と広告の並列配置
- 広告フォーマットに似せたコンテンツ
- 報酬の提供
- 広告と Flash ゲームの間隔
アドセンスとASPアフィリエイトを併用する4つのメリット
アドセンス広告とASPアフィリエイト広告を併用するメリットとデメリットですね。まずはメリットから説明していこうと思います。
- 自分のテーマに収益性があるかどうかが分かる
- 少しは収益がでるので記事更新のモチベーションが沸く
- 広告リング切れの時に一応使える
- PVがあるサイトならそこそこ稼げる
併用するとこんなメリットがあります。
ブログのテーマと収益の可能性が分かる
初めのうちなんてPVも低いし売れるキーワードで集客して、なおかつセールスしてクリック&さらに購入してもらうっていうのはハードルが高いわけです。
そもそも「そんなテーマネットでニーズなくない?」「検索ニーズはあっても広告主いなくない?」というジャンルを選ぶパターンもあります。
先週かな?とあるジャンルの「スピ系」サイトの相談されましたが・・・「広告主いなくない?」って話で却下になりました。
例えばニッチな哲学系とかです。考え方を深く知るって意味では価値があるけど・・・稼ぐのはきつい。
アドセンスすらクリックされないっていうのはそのままではほぼ収益化はできないジャンルを選んでいるので見切りをつける試金石になります。
少額でも毎日収益がでるのでモチベーションが湧く
ASPの場合は週末に急に売れたり、深夜に突然成果が発生するなんてことがあるのですが、売れない日が3日続くなんてことはザラです。特に1案件の報酬が高い来店プログラムは、お店が空いている日じゃないと予約できないですよね?
そうなると平日は全然売り上げが出ないわけで初心者はモチベーションが下がります。「なんかヤバいことあったかな?」なんて・・。
でもアドセンスは毎日基本発生しますからね。少しでも売り上げがあると安定剤になるはず。
PVが多いサイトならASPを貼らなくても月に10万は行く
後はとにかくPV重視で作ってしまうものこれくらいで月に5~10万ぐらいです。
広告単価=CPCの低いキーワードで作ってもサーチコンソールの表示が3カ月で100万(初期の表示設定)をこえれば月に1万は突破しているのでは?
リンク切れを防ぎ収益の取りこぼしを防げる
後はASPって結構頻繁にリンクが切れます。バナーを変えたり販売ページのLPのURLを差し替えられたり、案件が終わったり一時停止なんてザラ。
せっかくのランキング記事の売れ筋商品がなくなったりするとそれはショックなんですよ・・。そんな時にアドセンスを通しておくと、これまた最低限の売り上げはでるかな。
放置で砂金の小さな1粒がすくえると思えば・・・という感じはします。
アドセンスとASPアフィリエイトを併用するデメリット
- ASPと同じ広告がでてサイト全体の収益が下がる
- 読者に迷いが生まれクリックが下がる
- 全画面広告などが出て直帰率が下がる
- 沢山アドセンスを貼るとブログの表示スピードが下がる
アドセンスとアフィリエイトを併用する一番のデメリットはASP広告と同じものがアドセンスに表示されてしまい、そちらがクリックされて成果報酬につながらないってことになります。
購入意欲の強い人に逃げられます。
一般的に100クリックで1件くらい売れます。アドセンス10円×100で1000円。アフィリエイト報酬1000円以上のものだったらもったいないですよね?
APSと同じ広告がアドセンスに出て売り上げが下がる
アドセンス=Google広告にも頻繁に広告を出している案件を扱うとブログにASP経由のバナーとアドセンスのバナーの同じものが出てしまいます。
この相談を受けたんですが、記事数が少ないうちはなりがちです。同じ広告ばかりが並ぶと読者も見る気が失せて去ってしまいますよね?
最後まで読まれない記事ってグーグルが評価してくれないので、順位も下がって悪循環に・・・。少しテーマを広げたり記事数を増やすことでこれは解決できます。
アドセンスの自動広告はASP以上にブログの表示速度を減らす
これはGoogleスピードテストをやってもらわないとわからないんですが、アドセンスコードってかなりブログの表示速度を下げます。
ただでさえ表示が遅い無料ブログにアドセンスを貼るなどが典型で、スマホでアクセスすると1ページ見るのに3秒以上かかってしまう。急いでいる時には煩わしいですよね?
→ Googleスピードテスト・・・自分のサイトを見てください。
アドセンスだけで大きな売り上げを出すのはきつい
アドセンスで月に10万って30万PVぐらいなんで、遠いんじゃないかな。売れるジャンルが必ずしも検索ボリュームがあるってわけじゃないんです。
うちのメンバーさんは月に3万の案件を3つだけ売って10万超えです。
高額案件を扱うなら間違いなくアドセンスは外したほうがいいっすよ。
アドセンスとアフィリエイトを併用するときの広告配置
アドセンスとASPアフィリエイトを併用する場合の広告配置ですが・・・まずは売れる順にお伝えします。売れるかどうかはキーワード次第。
- 目次上・・クリック率No1ランキング・おすすめなど(buyクエリ)
- 記事下・・購買意欲が低いキーワードでも売れる(doクエリ)
- 記事中・・(doクエリ)
上から順番にクリック率が高いです。
とにかく目次の前後がクリック率が高いので初めのうちは上記の3か所にアドセンスを貼っておき、記事をきちんと読んで読者が誘導できる場所にアフィリエイト広告を挟むというのが王道のやり方です。
売れるキーワードで上位表示するまでは普通はPVでも報酬が入るアドセンスを優先してモチベーションを保ち、クリックが増えてきたら記事下のアドセンスの位置を下げてASPを優先させます。
ASPとアドセンスを切り替えるタイミングについて
これはPVと上位キーワードによると考えた方がいいと思います。
- 月に1万PV超えたら一度アドセンスを外してみる
- 商標キーワードで1ページ目たタイミングで外す
- アドセンス単価が10円を切っていたら外す
こんな感じで良いと思います。併用し続けてもいいのですが、その場合はきちんとセールスページに読者を誘導するように内部リンクを貼ったり、PRページを強化してください。
アドセンス向きのジャンルとASP向けのジャンルは結構差が大きい
最後になりますがアドセンス向きのジャンルを選んでしまうと後からASPで広告を探してもなかなか相性が商品が見つからないという人が多くいます。
- アドセンス向け=解決法が抽象的で具体的な商品サービスが思い浮かばないもの。
- ASP向け=店舗などで商品が沢山うっているもの
ですよ?
選び方が分からない人は「○○の美容液と言えば?」「世界一有名なジュースと言えば?」と問いかけてみてすぐに頭の中に商品が浮かぶジャンルがASP向け。
あまり商品が浮かばなかったらアドセンス向けです。
スピ系を始めマインド系・芸能人の恋愛や過去歴史みたいなのは典型です。ボリュームは多いんですが売るものないですよね?ああいうのがアドセンスです。
複数ASPの併用は問題ないのか?
後はついでに聞かれたので、アフィリエイトBとA8とアドセンスを全部まとめて1つの記事に入れてもいいの?
ってことですが、マイベストを始め有名なランキングサイトを見れば分かるように、複数のASPを使っていても問題はないケースがほとんど。
ただし、以下の点には注意してください。
- 他社ASPのバナーに勝手に別のASPのリンクを入れる
- ジャンル指定のある広告主の案件を混ぜる
- ランキング上位のサイトの案件を変える
・・・・たまにやらかしている人いますね・・・。各社バナーというのは著作権があって、同じ案件でもASPによってバナーの見た目や文言が違うはず。
あれ、A8のバナーの方がカッコいいからこれを使って、リンクだけ報酬単価の高い他のASPにしちゃおう!!みたいなのはダメ!!
後はうちはこのジャンルだと判定されるブログには広告貼らせないよ?っていうケースがあります。
分かりやすい例でいうと出会い系やアダルト系認定されるジャンルは恋愛系はダメみたいなケースです。後はASPの事情でうちの方を上位にして欲しいみたいな裏の力があるケース。
その案件の掲載順位下げると圧かけてくるところもあるので注意。この辺は担当に相談するのが良いのではないかと思います。
アドセンスとアフィリエイトどっちをメインにすべきか?
コンテンツタイプ | 有効な広告 | 理由・特徴 |
---|---|---|
抽象的な悩み相談系記事 (例:ダイエット方法、美容法) | アドセンス◎ アフィリエイト△ | ・具体的な商品イメージがまだない ・情報収集段階の読者が多い ・関連性の高い広告が自動表示される |
商品名が明確な記事 (例:iPhone15レビュー) | アドセンス× アフィリエイト◎ | ・購買意欲が高い読者が多い ・商品の詳細情報を求めている ・価格比較目的の訪問が多い |
ハウツー系記事 (例:料理レシピ、DIY) | アドセンス〇 アフィリエイト〇 | ・道具や材料の需要がある ・段階的な商品購入の可能性 ・関連商品への興味が高い |
ニュース系記事 (例:新製品情報、時事) | アドセンス◎ アフィリエイト× | ・情報収集が主目的 ・商品購入意欲が低い ・関連ニュースへの興味が高い |
比較検討系記事 (例:スマホ比較、サービス比較) | アドセンス△ アフィリエイト◎ | ・購入直前の読者が多い ・具体的な商品検討段階 ・価格への関心が高い |
エンタメ系記事 (例:芸能、スポーツ) | アドセンス◎ アフィリエイト△ | ・娯楽目的の閲覧が主 ・商品購入意図が低い ・関連コンテンツへの興味が高い |
おすすめ商品紹介だが アフィリエイト広告なし | アドセンス◎ アフィリエイト× | ・類似商品の広告が表示される ・代替商品への誘導が可能 ・関連商品の発見につながる |
季節イベント系記事 (例:クリスマス、お花見) | アドセンス〇 アフィリエイト〇 | ・時期に応じた商品需要あり ・準備段階での情報収集 ・具体的な商品提案が可能 |
Q&A系記事 (例:よくある質問、解決方法) | アドセンス◎ アフィリエイト△ | ・問題解決が主目的 ・多様な解決策の提示が可能 ・関連情報への誘導が自然 |
※ ◎:非常に効果的 〇:効果的 △:場合による ×:効果が低い |
実際、高収益サイトの多くが採用しているのが”ハイブリッド戦略”です。
特に注目したいのが、記事構成による使い分け方。
例えば料理レシピサイトなら、「レシピ解説ページにはアドセンス」を「調理器具の紹介ページにはアフィリエイト」を配置するといった具合です。
「でも、どっちから始めればいいの?」そんな疑問を持つ方も多いはず。結論から言うと、アドセンスからのスタートをおすすめします。
その理由は単純。
アドセンスは掲載基準さえクリアすれば、あとは自動で関連性の高い広告を表示してくれるから。一方、アフィリエイトは商品選定や紹介文の作成など、経験と知識が必要になってきます。
具体的な展開例を見てみましょう。
1日目:アドセンス審査用の記事10本作成
↓
7日目:審査通過&広告設置
↓
30日目:クリック分析開始
↓
60日目:人気コンテンツにアフィリエイト追加
このように段階的に展開することで、読者のニーズを把握しながら、無理のない収益化が可能になります。
実際、ガーデニングブログの場合、季節の花の育て方記事にアドセンスを設置。そこでよくクリックされる広告(例:害虫対策グッズ)を分析し、後からアフィリエイト記事を追加するという戦略が効果的でした。
ハウツー記事でアドセンスを効果的に使うには、読者の「知りたい」が「欲しい」に変わるタイミングを狙うのがコツなんです。
例えば「観葉植物の育て方」を解説する記事。読者は最初、基本的な育て方を知りたいと思って記事を読み始めます。でも読み進めるうちに…
- 「このタイミングで液体肥料が必要なのか」
- 「どんな植木鉢がいいんだろう」
- 「虫よけ対策のネットも必要かな?」
といった具体的な疑問が湧いてきますよね。こういうキーワードに関してアクセス解析を元にセールスページを作ってアフィリエイト広告をはると収益が倍増します。
今回の記事で分からないものは質問どうぞ!少しずつ頑張ろう!!