今アフィリエイト界隈で心配されているのがステマ対策の法整備が進み、記事内に「PR」表記を入れる必要がでてきたのではないか?ということです。
多分ASPからもメッセージが届いていますよね・・。「目立つ位置にPRを入れないと提携解除になるよ?」みたいな警告文をみると怖くなりますが、一応今できることをお伝えします。
アフィリエイトのステマ規制とブログの表記を解説。
まずは結論ですが、「ブログやSNSに広告を貼って紹介すると利用者が本音の口コミだと勘違いするよね?」
「でもお金をもらっているんだったら、本心かどうかわからないし、広告だと分かるようにしようね?」っていうことです。
ただ、責任は事業主=商品を直接販売する人にゆだねられているから解釈次第だけど、「私たちの言うこと無視すると「提携解除」をして「ASPには一切責任が発生しない」ってことにするからね?」
「あなたが訴えられても私たち広告主やASPの社員とか巻き込まないでね?」ってことだと思います(笑)
でもねーー・・。SEOじゃなくてSNS・インスタ・さらにティックトックやfacebookの広告なんて本当にヤバいの沢山出てるんですよねぇ。
アフィリエイトのステマ規制の微妙な線引き・PRとの違い
項目 | ステマ | PR記事 | アフィリエイト | ステマ規制 |
---|---|---|---|---|
定義 | 企業や商品の宣伝を隠れて行う。 | 企業や商品の宣伝を目的とした記事。 | オンライン上で商品やサービスを紹介し、その紹介から成果が生まれた場合に報酬を受け取る仕組み。 | 一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難な表示を規制する法律。 |
特徴 | 読者や視聴者が広告と気づかない。 主にSNSやブログでの自然な商品やサービスの紹介。 | 明確に「PR」や「広告」といった表記が必要。 企業からの情報提供を基に、メディアが作成・掲載。 | 商品のリンク紹介で報酬。 ブログやSNSでの特定のリンクを通じた商品やサービスの紹介が主。 | 2023年10月1日より施行。 不当な表示が確認されると、事業者は罰金や懲役の対象となる可能性。 |
ステマって結構責任の所在がの証明が難しいと思うんですよね。
- どこまでがPRやステマなのか?
- 誰がステマを指示したのか?
- 指示系統をどこまで把握できるのか?
なぜかというと「PR記事を出す企業(スポンサー)⇒外注化(委託)⇒アフィリエイト記事⇒SNS」って感じで拡散されていくので、どこが本家で指示出しをしているのか分かりにくいんです。
急にトカゲのしっぽ切りみたいなこと見かけません?
- スポンサーのビールだけを映す花火大会中継
- 特定のブランド服を着るドラマ番組・映画
- 普段使っている風の化粧品をインスタにアップ
- ラジオ番組でよく行く店の名前をつぶやく
Tv番組とかCMとか政治とのコネとか癒着も聞きますし・・。
芸能みたいに裏からお金流れていたり、仕事を回してもらっていたりしたらどこまでステマを追求するのかはかなり難しいんですけど・・。
とにかく個人のアフィリエイトサイトで商品するものは広告なんだだと分かりやすくしようってことです。
ステマ対策のPR表記に対する3つの原則
ではどんな点に注意すればいいのか・
- 広告を見せる前に「文字や画像で」知らせる
- 広告が含まれることが分かるようにする
- 誇大な表現をやめる
ということで。①、②は割と簡単に対応できると思います。とにかく広告であることが分かるようにする。ごまかさないでね?ってことですよ。
アフィリエイトブログのPR表記の例・文言について
では上記の原則に基づいてブログにどうやってPRを書けばいいのか解説していきます。
広告の上にPRを表記を入れる
では具体的に、バナー広告の上に「広告」、「宣伝」、「プロモーション」、「PR」などどれか一つを入れて紹介商品がアフィリエイト広告だと分かるようにするというのが一つの手段です。
・・・1000円前半でうまいよ?まとめ買いなら1000円切るよ?ってかんじです。マジでおすすめよ?これ。意外と「PR」くらいだと気にならないんじゃないでしょうか?
テキストの場合はおそらくこれから広告主が入れてくると思うのですがこんな感じ。
【PR!!】【値上げ対象】ホブノブ カベルネ ソーヴィニヨン [瓶] 750ml [サントリー フランス 赤ワイン KHCL5Q]・・・渋い赤ワインは1日栓を抜いて冷蔵庫で冷やして次の日飲むと美味しいよ。
って感じでいいものならPRできますしね。マジで赤ワイン苦手な人はお試しあれ!
アメブロはアメーバピック入れる時にPRが入ります。
記事上か記事下にRP文を追加する
「当サイトはアフィリエイト広告を利用しています」
「本ページはプロモーションが含まれています」
「A社から商品の提供を受けて投稿しています」
この形をとっている人増えましたね。ワードプレスだったらウィジェットの記事上に入れればいいかと思います。
文字のサイズや文字色に関してどこまでか?は書かれていないので、普段のブログの文章と同じサイズで目立つ黒なら間違いないかと。
はてなブログのPRはデザイン設定⇒記事上に入れる
はてなブログの場合は設定のデザインの項目から一括で記事の初めにPRを入れることができますね。記事本文上に文言を書いておきましょう。
アメブロは「Pick PR」という文字が自動で入る。
アメブロの場合は自動でPRの文字を入れることができませんが使えるのはアメーバピックという限定的なASPです。
面倒ですが外部リンクに誘導する場合は。PRと入れておきその後改行してから記事を書き始めましょう。
アメーバピックを使う限りは問題ないです。ただし、自分でCSSをいじっていると消えてしまう場合があるのでその場合は毎回入れることになります。アメブロ内のテーマを利用する場合はTwitterトレンドしていてもそのままPR表記が入るから大丈夫!
実際このアフィリエイトリンクってほとんど入ってないですけど(笑)
だってアフィリエイトのためのブログだし分かりやすすぎるし・・。
銀行とか保険とか・・ノルマとかあるのかもしれませんが・・・。本当に実店舗の人こそ本心だけで嘘つかず営業・セールスして欲しい。
「私はこの際、正直にいいますね?」みたいなのが店舗の営業㊙マニュアルに載っていて、訓練されているのが酷い・・。
ワードプレスのPR表記はテーマによって設定個所が違う
ワードプレスのPRによっては個別に入れなければいけないものもありますし、管理画面から一括設定でPR表記ができるものがあります。
ワードプレスSWELLのステマ対策とPRボタンの位置
スウェルの場合は外観のカスタマイズから「投稿・固定ページ」という箇所を入れるとPR表記のボタンがすぐに出てきます。これを表示するに切り替えておけばOKです。
固定ページをトップにしている人は個別に記事上に書き込まないと表示されないケースもあるので注意して下さい。
コクーンのステマ対策とPR表記の位置
無料のテーマといて多くの人が採用するコクーンは「コクーン設定の広告」を選択すると一括で挿入できるようになります。きちんと表示されているかどうか確認しましょう。
同じく固定トップを選んでいる人は記事の上部に自分でPRを書く必要があるかと思います。
ASPと案件によってはPR表記の場所指定やアンケート回答が必須
ちょっと手間がかかるのが、ASPの広告主が個別対応でPR表記の指定をしてくる場合ですね。法律順守しているという点は評価できますが
- 広告ボタンの近くに指定語句を入れる
- PR表記をしたのちアンケートに回答する
- 個別に自分のサイトを広告主に申請する
このような個別対応のメールが来ているかと思います。
「とりあえずPRボタンを設置すればいいだろ?」と思っていると承認の段階で蹴られることも・・メインで扱っている広告主から個別対応のメッセージが来ていないかは一応調べてください。
金融・保険・医薬・美容などたびたび行政指導がはいるジャンルはかなりピリピリしてます。
実際にどうすれば?っていう人は「商標キーワード」で上位表示されてい売るものをざっと見てください。大手メディアがいくつあると思うので、どんな対応しているのか分かりますよ!
誤解を招く表現を回避する【景品表示法に抵触の可能性】
語句 | 具体例 | 禁止キーワード |
---|---|---|
不当な表示 | 100%オーガニックと表示しているが、実際にはその成分が含まれていない | 「最高品質」「100%」などの誇大表示 |
景品類の制限及び禁止 | 高額な商品を購入すると、豪華な旅行が当たるという過大な景品提供 | 「確実に当たる」「豪華賞品」「稼げる」など |
カード合わせ | 特定のカードを集めると賞品がもらえるキャンペーン | 「全種類集めると…」 |
優良誤認 | 商品が特許取得済みであると表示しているが、実際には取得していない | 「特許取得」「独占販売」 |
有利誤認 | 実際の市場価格よりも高い価格を元値として、大幅な割引をしているかのように表示 | 「70%OFF」「元値」 |
不実証広告規制 | 特定の商品が健康に良いと表示しているが、その根拠となる証拠がない | 「健康効果」「科学的根拠」 |
打ち消し表示 | 主張の一部を小さな文字で否定する表示 | 「実質無料」「一部条件あり」 |
比較広告 | 競合他社の商品よりも優れていると直接的に比較する広告 | 「他社よりも」「No.1」 |
・・・あれ・あれれれ??毎日SNS⇒情報商材のLPでみません??
自分が勉強のために取っている情報商材のメルマガなんて毎日この表現、もっとすごい煽り入りまくりですww
ブログでも思わず使ってしまうし、一番難しいんですけど‥大げさな表現を辞めるって言うのも一つの手です。
- 絶対稼げる・・【保証】
- 風邪によく効く【効果】
- ○○は詐欺・【誹謗中傷】
・・・こういうのですね。
使って良かったから「本当におすすめ!」って書くのは本心だと思うんですけど・・報酬を得るかどうかで線引きがされるならその区別がつかないです。
今後もジャンルによってどんどん規制厳しくなるはず。
自分で広告出しハネられるとすごくよくわかるんですけど、守ってないところ多いです。
某匿名情報商材ASPとか、コンテンツ販売のNOTEとかどうなるんだろ??
本音で今回の規制も焼け石に水でしょうね。
変な広告が消える気配がない。
・・・いくら罰則で縛っても、通報&損害がでないと業務改善命令なんて出ないしなんだかんだ野放しなんじゃないかなー。
なぜかっていうと業務改善及び罰金刑より売り上げの方が高かったりする。
つまり罰金織り込み済みでやった方が儲かるって話でして、それが行かんのよ。
・・バレる前に稼ぎ切ってしまう・・。また頭の中に某中古車屋さんの音楽が流れてきました♪
大手企業もステマ規制で摘発対象に
個人の感想を装って商品を宣伝するステルスマーケティング(ステマ)を行ったとして、消費者庁は13日、製薬大手「大正製薬」(東京都豊島区)に景品表示法違反で再発防止を求める措置命令を出した。昨年10月の規制開始以降、健康食品を巡るステマの認定は初。
このように健康系に関してはPR表記をせずに紹介すると摘発対象になっており、それがアフィリエイターにもいつ波及してくるかわかりません。
PR表記を入れるとアフィリエイト商品が売れなくなるの?
今まではステマでできたけど、PR表記を入れたら売れなくなるの?っていう心配があるともいますが自分で集客しているブログやSNSなら問題ないかと思います。
ステマ対策で終わるのは「他人のコメントにさりげなくアフィリエイトリンク」を入れている人や、SNSの「#」を片っ端から入れて商品を紹介しているものなんかじゃないかな?
アドセンスブログにはPRを入れなくていいの?
アドセンスブログに関して現在はそのような公式の見解はでていませが、そもそもステマ規制がなぜ始まったのか?というと収益化狙いの宣伝文句を見えないようにやっているのを取り締まるというのが前提です。
誤解を招く表現をして、PRを入れずにアドセンスを貼ったらそれもまた問題になって来るんじゃないかと思います。
フェイクニュースに関しては何度も消費者庁が勧告をしています。
ツイッターやインスタにはPR表記は入れる?
今後は入れなきゃダメですよー。すでに入れている人いますが本来は過去のつぶやきにも適応されるとあってインフルエンサーさんかなり戸惑っています。
だって・・今までのつぶやきが実は企業案件だったりしてそれ撤回してPR入れるのなんて無理ですからね・・。というわけで10月以降のつぶやきにはPR入れておきましょう。
それより問題なのは以下のような奴っすね。
なぜ永遠にリツイートと「いいね!」がしょぼいつぶやきについているのか?それは裏からこういうことしているからです。
Twitterアフィリエイトの闇・・。こういうのじゃなくて普通にTwitterで交流すれば売れますからね。マジで。
LINE誘導から高額な情報商材orマルチ勧誘のパターンなので気を付けてください。
ASPさえ使わなければPRを入れなくていいの?
現状ASPからメッセージが来ていますし、ASPを使わないサイトなどは不要との意見がでています。
ただ、これまた企業はもちろんですが、収益化を目的としたサイトに関して、宣伝広告としての誤解を招く表現がある。
それを基準に考えると答えが見えて来るんじゃないでしょうか?自サイトで集客しているのであればPRを入れてもほとんど収益には影響がないと思うので入れてしまってはどうでしょう?
それよりも他人のコメントにわざとらしくURLを残してアフィリエイトリンクへの導入を図るとか、2chなどの掲示板・知恵袋にからPRを入れずに誘導する。
Twitterのコメントにぶら下がったりプロフから誘導するなどの手法がどんどん取り締まられていくと思いますね。
だってどう考えても収益と宣伝目的の行為ですからね。
大手ASPのアフィリエイトのステマ規制に対する見解
広告と分かる表現例
「広告」「PR」「アフィリエイト広告」「AD」「プロモーション」など。・説明文言例
A8ステマ規制
「アフィリエイト広告を利用しています」
「本ページはプロモーションが含まれています」
「A社から商品の提供を受けて投稿しています」など。
バリューコマースが提供するアフィリエイトプログラムによる広告を掲載する場合、以下を参考に広告であることが分かるように表記をお願いいたします。
広告表記内容について
・「広告」、「宣伝」、「プロモーション」、「PR」などのキーワードを使用、もしくは「本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています」「本ページはプロモーションが含まれています」などの文章による記載をお願いいたします。広告表記位置について
・ページ上部等、当該事業者の商品又はサービスの内容や取引条件を含む広告掲載を閲覧するまでに、広告表記が閲覧できる範囲内かつ認識できる位置に表記を行ってください。SNS掲載における広告表記について
バリューコマース運営ポリシー
・投稿コンテンツ内でのハッシュタグや文字による表記など、消費者から見て広告を含むコンテンツであることを判断できる位置に表記を行ってください。
・各SNSプラットフォームのポリシーに準じた対応をお願いいたします。
アクセストレードからのお願い
「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の運用基準には、
「事業者が第三者をして行わせる表示」についてアフィリエイトが含まれていますので、
広告ということを明示しないままアフィリエイト広告を掲載すると規制の対象となります。なお、景品表示法の規制対象となるのは事業者(広告主)となるため、
ステマ規制においても広告表示についての運用は、各事業者(広告主)に委ねられています。
よって、表記修正の依頼などに対応いただけない場合には提携解除となる場合もあることをご了承ください。
アクセストレードとしては、今後も法を順守し広告主の運用基準に伴った
適切な広告表記をパートナーの皆さまにお願いしてまいります。
※「『一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示』
の運用基準」で、対応不要と指定された媒体種別は除く□広告表記について
・一般消費者がアフィリエイトコンテンツを広告と認識できるような位置に
わかりやすく表記してください。表記例)
●PR
●広告
●アフィリエイト広告
●AD
●本ページはプロモーションが含まれています
●A社から商品の提供を受けて投稿しています□SNSにおける広告表記について
アクセストレードの見解
・投稿テキストや画像/ハッシュタグに「PR」や「広告」などをつけて、
広告に関する投稿とわかるようにしてください。
・Instagramにおいては、アフィリエイトリンクを投稿する際は、
「タイアップ投稿ラベル」を追加してください。
大手メディアがアフィリエイト広告にPRを入れない現状もある
電通や吉本・大手TV局の問題じゃないですけど、メディアってPRや広告規制に関してはいろんな問題を抱えているんじゃないかと思います。
例えばマイベストに関してはSNSでみなさん批判的にとらえる記事が多いですが、現状はPRなしでの記載でも問題が起きてませんね。
・・・最近マネーの虎みたいなのはやっているけどこういうのは全部無視してどうなのよ?とは思っております。
まー、ビジネスってグレーなんですよね。きわどいギリギリの戦いがあってそこを責めたところが成り上がるってあるでしょ?
facebookがどうやって大きくなったのか?知ってます?
PRどころか未だにSNS広告は詐欺が多過ぎ。
Amazonやアップルが労働者にどんな環境で働かせていたいのか?たくさんニュースになったでしょ?
ってことで、メディアの問題はずっと続くと思いますよ。
これは日本だけじゃなく世界の問題っスな。
今回の記事で分からないものは質問どうぞ!少しずつ頑張ろう!!