最近は地域の集客記事に関する相談が増えて来て、個人サロンのオーナさんも自力でブログやホームページを作って情報発信するようになりました。
中でも美容や整体サロンの方から聞かれるのが外部の集客サイトの高価なわけですが、無料プランがあるエキテンを使っても集客効果がほぼなく、かかってくるのはお客様からの電話じゃなくて広告の営業だけという悲惨な状況・・・。
登録だけで見込客がどんどん集まるなんてそんなうまい話なんてないんですよね・・・。ただ、いつも言っているのですがwebは組み合わせで効果を発揮します!というわけで今回は相談のあったエキテン対策についてです。
エキテンではなぜあまり集客効果がないのか?
無料で個人店が宣伝できるメディアの一つがエキテンです。飲食店をはじめサロンなどの利用者も多く、少しでも集客につなげようと頑張っていらっ者る方が多いですが・・・。
実際のとことエキテンの無料プランに登録してもさほど宣伝効果がありません。
その理由と対策について詳しく解説していきたいと思います。
エキテン登録で効果がでないのは順位操作の難しさ
エキテン登録で効果がでない最大の原因は無料プランの順位操作です。
特に競合の多い、飲食、サロンなどは2ぺージ目、3ぺージ目以降に掲載されることになり、ほとんど人の目に留まりません。
無料プランにおいてこの順位を上げるためにできることはほぼないので、努力の方向性として間違っていると思います。
また、エキテンのような他人のホームぺージの一部を借りる場合、キーワードやページ数、記事内容に必ず制限が出てきます。
出せる情報は基本1つだけ。1記事の集客力というのはさほど宣伝効果を発揮しないのです。
エキテンのドメインで集客できるキーワードに限界がきている
ちょっと難しいSEOの話なんですけどね・・・エキテンってホームページの集合体みたいなもので、その本家のドメインが下がればつられて読者数も減るんです。
特にサロン系なんですが、地域サロンの集客というのは「地名」を軸にお客さんを集めないとダメなんですよ。
観光ジャンルは別として、北海道に店舗あるのに東京の人が見てもそこまで集客効果はないないんです。
こうやって上がっているキーワードもあるんですけど、東京の学習塾ではほとんど集められていないのが現状で、地元の塾が経営しているオウンドメディアの方が順位上です。
- Google→エキテン→エキテン内で学習塾の検索
- Google・SNS→直接学習塾にアクセス
集客の経路が切り替わってしまってるのが大きな原因です。サブディレクトリって言うんですけど、大手にぶら下がってランダムに情報価値のない記事を大量投稿するとグーグルが対策してくるんですよ。
エキテンはページ数や写真訴求に限界がある
後はシステム上というかエキテンの都合上ですが、勝手にいろんな店舗にエキテン内で複数記事を書かれたり、関係ない写真を大量投稿されたら困るんですよね。
サーバー代もかかりますし、企業コンプラ対策もしなければいけない・・となるとページ数や写真訴求のデザインにも制限をかけてきて、そのせいでどこも同じ店舗に見えてしまうのがエキテンの欠点。
エキテンで集客効果を出す方法は?
じゃあ諦めるのか?っていうとできることは少しだけあって以下のようなものは多少の効果があると思います。
エキテン無料プランで効果を出すためには地域をズラすこと
エキテンで効果的に宣伝をするために重要なのはエリアごとのライバル店舗の件数を徹底的にリサーチし、地域名や駅名をずらして登録できないか?を考えることです。
例えば最近質問があった東京の歯科医院の集客をエキテンでするとします。
すると店舗だけで11229件。ライバルは1万以上です。
ページ数も40となり、40ページ目に自分の店舗が登録されたことで読者の目に留まることなどほぼありません。
一方こうやって少しライバルを外した場合はどうでしょうか?
東京都立川市+歯科医院 ⇒ 東京都錦糸町歯科医院
エリアが狭くなる分、検索にヒットする可能性も高くなり、エキテンからの集客効果が期待できるのです。つまり初めのうちは選択エリアを極力狭めた方が良いということになります。
小地域のNO1を目指す。これがエキテン攻略のポイントです
エキテン有料プランは集客効果があるがコスト増加は必須
エキテンでもお金を払えば話は別です。ラーメン屋さんとかでものすごいアクセスがあるので、「東京ラーメン」でエキテンを調べて来た人のすぐ下に広告を出せば集客効果があります。
ただ、このコストが高すぎる。
食べログ・ホットペッパー同様に、エキテンの有料プランには一定の効果が見られます。ただ、同時に全ての対外メディアを使うとコストばかりが上がってしまいます。
広告費を垂れ流すのではなく、きちんとアクセス解析をして外部からどれくらい人が流れてきて、実際の店舗集客につながったか計測すべきです。
これは無料のグーグルアナリティクスを使えばほぼ分かります。
またホームページをワードプレスで作っている場合はヒートマップを入れてみると良いでしょう。アクセス流入元も読まれている記事も一発で分かりますよ?
エキテンで効果的に口コミを書いてもらう方法
エキテンでの宣伝効果で一番みなさんが期待しているのが口コミが自動で増えていくことだと思います。
ただ、日本人は批判は積極的に書きこみますが、満足した結果というのは書き込まない傾向にあり、良い口コミなんてやらせに違いないなんて思ってしまうんですよね。
これは心理学的にも証明されていてサービス受給者というのはサービスが終わった瞬間、購入前の期待値がMaxであり、そこから徐々に落ちていくものだからです。
といことはサービスを受けた直後になるべく口コミを書いてもらう仕掛けを作るべきです。
「例えば今日中に○○してくれた場合○○円引き」のような価格戦略が一般的ですが、あからさまにお金のために口コミを依頼すると中には「金を積まれて口コミを書かされた」という感じの悪評を流してくる人もいます。
これを避けるために有効なのが利用者参加型の無料イベントです。それをエキテン内に書いておく。
普段は店舗運営で忙しいお店こそ利用者とコミュニケーションを増やす回数が必要です。今からですとクリスマス企画などが有効でしょう。
他にも地域のお祭りへの積極参加、多店舗コラボでのイベントなど、参加型のイベントを仕掛けつつそこで口コミを増やしてもらうように促しましょう。
エキテンで効果が出ない人は自力で地域メディアも持つべき
エキテンを使うのは良いですが、それよりも最も店舗の収穫と宣伝効果を発揮するのが自前のホームページです。
Twitterやインスタ、ユーチューブとも自由に組み合わせられますし、ページ数の制限もないので好きなだけ無料でページを増やして、アクセス数を上げられます。
例えばエキテンがつぶれてしまったら自分のアクセスも一気に0になるようでは一生集客への不安が消えないと思います。
やはり身につけれべきは自分で集客する力も必要ですよ?
特にお勧めなのが地域を中心とした情報発信ブログです。これ本当にライバルいないんですよ。特に地方でアフィエイト案件とかがないジャンル。
店舗やサロン経営者以外やってもそこまで意味がないから、作っているのは片手間SEOの代行会社か、後はど素人のアメブロ位でライバルがいない。
SEO×SNS×MEO×リストマーケティングまで考えている個人店舗なんて本当に見たことがない。
自分のメディアでグーグルから人を呼び込み、SNSで拡散をし、グーグルマップで地域を見つけてもらい、既存客にはLINEやメルマガでリピートをしてもらう。
そんな総合的な戦略を描いていかないとこれからサービスだけでは生き残れないということです!
以上エキテンの利用価値についてでした!!
今回の記事で分からないものは質問どうぞ!少しずつ頑張ろう!!