アフィリエイトを始めたばかりの方にとって、アクセス解析は「何から始めれば良いの?」と戸惑うかもしれません。アクセス解析は、サイトへの訪問者の動向を把握し、アフィリエイトの成果を最大化するための重要なツールです。
この記事では、基本から実践までを初心者向けにわかりやすく解説します。まずはアクセス解析がアフィリエイトにどんな影響を与えるのか、一緒に学んでいきましょう。
アフィリエイトのアクセス解析の種類とみるべきポイント
アクセス解析とは、サイトを訪れる人がどこから来て、どのページを閲覧し、どのような行動を取るのかを把握する手法です。
データをもとに「どのページが人気なのか」「どのキーワードで流入が多いのか」を知ることで、効率的に収益を増やすことが可能になります。
アフィリエイトのアクセス解析は大きく分けて2種類あります。
一つは自分のブログのアクセスを知るツール。
いわゆる内部対策SEOです。自分で改善できる要素が多いのでまずはココに集中
- 読者の検索キーワードを知る
- キーワードのボリュームを知る
- 熟読部分を知る
この3つが最優先。本当にまずはココだけでOK!!
実際に自分が書いた記事と方向性が正しいのか?それを教えてくれるのがアクセス解析です。こちらは無料で公開されていることが多いです。
もう一つがライバルサイトのアクセス状況を探るツールです。
こっちが外部対策SEOに近いと思います。
- ライバルサイトが獲得しているキーワードを知る
- ライバルブログの1キーワードの獲得ボリュームを知る
- ライバルブログの1キーワードがもたらす収益予測を知る
- ライバルサイトについている被リンクをする
・・・こっちは有料で安いものだと月に1000円ぐらい、
ツールを見れば一目瞭然!せっかくAIが詳細なデーターを送ってくれるのですからこれを使いこなさない手はありませんね?
今回は内部対策とアクセス解析について主に解説しようかと思います。
アクセス解析で得られる5つの重要データとその活用方法
アクセス解析で得られるデータには、訪問者数やページビュー、滞在時間、直帰率などさまざまな情報があります。
4つのデータを活用することで、訪問者の行動や興味を知ることができ、コンテンツの改善に役立てることが可能です。
- どんなキーワードであなたのブログにたどり着いたのか?
- ページビュー(PV):各ページがどの程度見られているか
- エンゲージメント:サイト内での読者の動き
- 滞在時間:訪問者がどのくらいの時間ページに滞在しているか
- 直帰率:1ページだけ閲覧して帰った訪問者の割合
一番重要なのは検索キーワードとボリューム
とにかくアクセス解析ソフトで見るべきは「検索キーワード」ですね。読者のニーズを知らなければブログを発見してもらえませんし、検索ボリュームが少なければ来てくれるお客さんがほとんどいないことを意味しますからね・・。
- どんなキーワードでたどり着いたのか?
- 実際に検索ボリュームはあるのか?
- 過去からの検索順位の変動はどうなっているのか?
- 上位表示した時に売り上げの見込みは立つのか?
これらのデーターはエクセルで保存して順位チェックツールに組み込む人が多いです。
とにかく初めは順位を連続してあげていけばいいんです。順位を維持しつつページを増やしてさらに利用者を増やし続ける努力をするってことです。
滞在時間と直帰率について
アクセス解析キーワードをを見ると滞在時間と直帰率が表示されると思うのですが、これが低いと必ずしも悪いというわけではありません。平均で行くと70~90%ぐらいです。
- ユーザーにとってわかりやすいコンテンツを提供する
- 内部リンクを活用して他ページへ誘導
- 読みやすいデザインや視覚的要素を加える
見やすいページを作るって言うのが基本ですが、アフィリエイトの場合、セールスページの直帰率は高くなりますよ。
直帰率を下げるためには複数ページを表示させたまま作業を伴うようなキーワードで記事を作るってことですね。
みなさんも「ワードプレスの設定」「○○のトラブル解決策」なんて調べた時は滞在時間が長くなるかと思います。
キーワードによって直帰率が低下すると、Googleにも「役立つコンテンツがある」と認識され、検索順位向上にもつながる可能性があります。
内部リンクを貼ったり、メニューバーのデザインを作り込んだりして、訪問者が他のページにも興味を持ってもらえるような工夫をすると滞在時間が伸びます。
エンゲージメントについて
英語が出てくると頭痛くなってくる方もいると思いますが、エンゲージメントはお店=あなたのブログの中でお客さんがどう行動しているのか?という意味合いだと思ってください。
エンゲージメントをグーグルは計測していると言われており、読者がサイトを「使っているんだな?」と思わせると高評価がでるんですね。
満足度が高く顧客がリピートして利用したくなるためにはやっぱりサイト全体のデザインと設計が必要です。
- ヘッダーメニュー
- サイドバーメニュー
- 関連記事の表示
- 内部リンクへの誘導
・・などなど迷わずスムーズに移動してもらうためにユーザー行動の履歴をアクセス解析で調べます。
成果を高めるために見ておきたいコンバージョンデータ
アフィリエイトでは、サイトの訪問者がどのような経路でコンバージョン(成約)に至ったのかを知ることが重要です。
これを把握するために見るべきポイントは以下のとおりです。
- クリック率(CTR):広告がクリックされた割合
- コンバージョン率(CVR):クリックから成約に至った割合
- ユーザーがたどった経路:どのページを通って成約したのか
たとえば、クリック率が高いもののコンバージョン率が低い場合、訪問者にとって広告が「魅力的に見えていない」可能性がありますね。
この3つを厳しく計測しているのはPPCアフィリエイターさんに多いです、お金を出して集客するのでデーター分析が甘いとすぐに赤字になるからです。
一方SEO集客するサイトの場合狙った順位で1位を取ることに集中します。
広告のクリック測定や巡回についてはワードプレス内で完結する人も多いです。
アフィリエイトの無料アクセス解析ツールと使い方
アクセス解析ツールには多くの種類があり、初心者向けの無料ツールも豊富に揃っています。ここでは、アフィリエイト初心者でも使いやすい代表的な無料ツールをご紹介します。
サーチコンソール:検索キーワードのズレを修正
とにかくアフィリエイトをやるときに絶対に必要なアクセス解析ソフトはサーチコンソールです。これが無料で使えるなんて本当に素晴らしい。まだやっていない人は今すぐ入れてくださいね?
- どのキーワードの表示回数が多いのか?
- アクセスが来ているページはどこなのか?
- 順位の推移はどうなってきているのか?
- クリック率が高いページはどこなのか?
- 被リンクはどう張られているのか?
これらを定期的にチェックします。
で、沢山言いすぎると混乱するので最も重要な点を1つだけ言いますね?
自分のつけた適当なタイトルとサーチコンソールの検索キーワードがズレていたらマジで注意!!
ここだけ見ても良いくらいです。なんでこんなことになるのか?というとリサーチ不足と予測不足。
その結果適当なタイトルをつけ、別のキーワードでグーグルに拾われてしまっています。
ちょっと例を見てみましょう。
ぜかサーチコンソールに「WIX+アクセス解析」というキーワードが載ってきて、検索順位100位という悲劇・・・
で、そのページを見てみると?
私が適当に3年ぐらい前に書いたwixの評判ってどうなわけ?という検証記事の一部のキーワードが拾われてサーチコンソールに乗っています。
① WIXの評判を詳しく知りたい
② WIXのアクセス解析の状況や設定を知りたい
この二つの意図を満たさず適当に書いているからグーグルに怒られているわけですね(笑)
⇒ この場合は記事のリライトです。
① wixの評判というタイトルで、スペックや、使い心地、みんなの意見をまとる。
② wixのアクセス解析の設定方法というタイトルで、詳しく図解する。
ってことなんですね。
二つを内部リンクで貼っておけばSEO的に完璧でしょう・・・。
まあ、分かっちゃいるけどこれまた面倒でね(-_-;)
こうやって改善するために使うんですよ?
・・極論をいうとですねアフィリエイトのアクセス解析はサーチコンソールだけマスタ―すればいいんです。
グーグルアナリティクス:視野を広げ読者の動きを知る
続いてグーグルアナリティクスです。コンサルの時に説明すると「なんか複雑そうで見るのめんどくさい・・・・」ってよく言われます(笑)
ブロガーさんタイプに多いですが、感覚的に文章を書いている人はシステマチックな分析苦手な人が多いですからね。
アドセンスブログの場合は全体的なPVを、アフィリエイトの場合は全体的なPVよりも1位を取れているキーワードを重視しますので、見るべき場所は少ないです。
- 行動⇒月間のPV
- 流入が多いキーワード
この辺は見てあげると励みになるかな・・。
オーガニック検索は大切にしたい
アナリティクスで一番見て欲しいのはPVじゃなくてオーガニック検索ですね。
これは自然と検索されてアクセスがあったキーワードですから、ここにサイト改善のヒントが隠されています。意外と2語、3語ではなく、4語、5語などロングテールで拾われてきていることが分かります。
たくさん記事を書くとこのような流入が起こるんですね。さらにGA4はコンバージョンデーターがみられまして、どのページから来た人が一番商品を買ってくれたのか?その流れがよくわかります。
ユーザーヒート:広告なしで閲覧部分の分析ができる
まず、少しでも売れているページがあるのであれば使ってほしいのがユーザーヒートです。直観的にどこのページが読まれているのかよくわかります。
- マウスがどこに向かっているか
- どこで読むを辞めているか
- クリックしている場所はどこか?
ドラゴンボールのスカウターみたいによくわかりますよ。
アクセス解析研究所
こちらもペラサイトには便利です。複数サイトに使いまわせるし、無料ブログから有料ブログまで設置が簡単です。
無料ツールはいちいちログアウトして、ページごとに新しいメールアドレスで登録しなければいけないので、複数サイト使い回せるこのツールは便利ですね!
記事内のラストとクリックや滞在時間が分かるので修正のヒントになりますよ。
jetpack:日々のクリックURLや人気記事をワードプレスで確認
最近ワードプレスでアフィリエイトサイトを作る人も増えてきました。既に入れている人もいると思いますが、最低限「Jetpack by WordPress.com」を入れておくと検索キーワードが見られます。
- 日々のPV
- 読まれている記事
- クリックさてているURL(アフィリエイト広告を含む)
ただし、サーチコンソールやアナリティクスと比べると不正確な部分も多いので、あくまで便宜的だと考えた方が良いです。
こんな感じでどの広告が人気なのか?とかそこそこ目安になります。
私は毎日のPVの励みと、SNSや引用サイトの分析に使う程度で、本格的なアクセス解析は別のツールでやっています。ジャンルによっては有料化しないと使えなくなってきているので優先順位が下がってきました。
表示速度も落ちやすいので注意しましょう。
slimstart
アクセス解析って「どんなキーワードでアクセスに来てくれて」「結局最後にどのページを見たのか?」「新規訪問者なのかリピーターなのか?」くらいなんですよね。
それがぱっとわかるので入れても良いと思いますね。
IP調べたりリファラが取れるので「どのページからアフィリエイト商品が売れたのかな?」なんて調べたり、「ああ、メルマガ読者さんが別名で来ているな・・」なんていうものもちょっとわかりますw
Matomoアナリティクス
Googleアナリティクス(GA4)の使い方がよくわからん。昔のアナリティクスに戻してほしいっていう人が使っているみたいですね。
自分も2サイトほど導入してみました。ワードプレスの管理画面からも見やすいです。どのページにアクセスが来てどこに異動したかというパターンです。
Site Kit by Google
2019年に始まったグーグルの新サービス。オフィシャルのサイト分析ツールが「グーグルサイトキット」です。サーチコンソールとアナリティクスとアドセンスの画面がワードプレス上から一括管理できます。
入れると若干表示スピードが遅くなると思いますが、5Gの時代になったらスピードは問題ないと思います。個別管理が面倒な人は導入を試してみましょう。
まとめ
アクセス解析は、アフィリエイト初心者が「どのページに力を入れるべきか」「どのキーワードで集客が可能か」を知るための強力なツールです。ここで紹介したテクニックを活用し、アクセス解析を積極的に活用することで、アフィリエイト収益の向上が期待できます。アクセス解析を上手に使って、アフィリエイト活動をさらに充実させていきましょう。
今回の記事で分からないものは質問どうぞ!少しずつ頑張ろう!!