埼玉県さいたま市居住の美久田 渓(みくた けい)と申します。保険会社勤務の56歳男性です。本業先へ副業申請の上、1年半ほどwebライター活動を続けています。年収は約1,000万円、配偶者とは数年前に死別、4人の子供は全員成人し家を離れています。
今回は私のように未経験で50代からwebライターを初めて見たい方に向けて体験談を書こうと思います。
50代からwebライター始めた理由と作業内容
本業ではデータ分析・システム開発などを担当しています。ただし55歳で役職定年を迎えたため、いわゆる窓際族で残業もほとんどしません。
役職定年で収入が激減したので副業を始めたという面もあります。
本業の勤務時間は9:00-17:00ですが週3日在宅ワークしており、ライティングは在宅ワーク日の隙間時間(3時間/日程度)と土日どちらか1日に4時間程度を充てています。
在宅ワークの日は通勤時間が不要なので、その分をライティングに使っている感じです
副業収入は月によって変動ありますが、月額で平均2万円(少ないと数千円~多いと5万円)ぐらいです。のんびり働きたいと思っているので、一度に複数のライティング案件を受けることはなるべく避けるようにしています。
50代のwebライターに求められるニースや案件。
50代で始めようと思うの意気込む方もいらっしゃるかもしれませんね・・・。確かに本業でも報告書や社内通達文書などを作ることが多いので、基本的な文書作成能力についてはライティングに応用できる部分が多いです。
ただ、本業で十分な知識のあるテーマについて競合記事をベースに執筆しようとすると逆に面倒なので、最初からジャンルを絞らずに「○○知見のある方求む」という条件のところに応募するのがよいと思います。
ニッチな分野であれば、受注率も上がります。
本業で扱っている商材そのもの以外にも、仕事上のノウハウやハウツーもそういった知見に含められるでしょう。
例えば本業は保険業ですが、自分はライフハックの案件を執筆した際、過去社内研修で受けた知識を応用して「時間の上手な作り方」「効率的な業務の進め方」「人間関係を良好に保つ方法」などの記事を書くことができました。
一見自分には無縁に見えるテーマでも、少し工夫すれば過去の経験を活かせることがよくあるものです。
今まで受けて来た案件について
今まで受注した分野は消費トラブル・風水・不動産・家電・ライフハック・医療・美容・終活などさまざまで、本業とはほぼ無関係のものばかりです。
本業である保険関係の記事もいくつか手がけたことありますが、知識はあっても思ったほど楽ではありませんでした
保険記事は工数が多いです。
よく発注者から参照した競合記事の提示を求められますが、別に競合記事を参照しなくても書けるのに、競合記事を無理やり探すというような無駄な作業が発生します。
50代で副業webライターをやる際の心構え
「無理をしない」「実力が付くまで多くを引き受けない」「雑にやらない」に尽きると思います。副業で多忙を極めるというのは、自分的には本末転倒ととらえています。
最初のころは受注が途切れると不安になって、いくつもの案件に応募したりしていましたが、複数の案件のかけもちはやはりどうしてもストレスになりがちです。
そういう時に限って「追加でもう一本、明後日までにお願いしたい」なんて頼まれたりします。
そういう場合、次の仕事がほしいので無理をして応えたりしてしまいますが、冷静に考えるとそこまでするメリットはあまりありません。ひとによるとは思いますが、「細く長く」が50代の副業ライターを続けるコツでしょう。
そもそも時間単価がそれほどよい仕事ではないので、パンクするほどやっても稼ぎは思ったほど多くありません。
50代でwebライターをやるメリット・デメリット
50代でwebライターをやるメリットは隙間時間が収益化することです。
派手な稼ぎはないものの、好きな時にコツコツやっていれば、月1~5万円程度にはなり、この年でもそれなりに助かります。
集中して一気に執筆するのが理想ではありますが、20-30分程度の空き時間にちょこっと作業を進めるようなやり方も、慣れてくると効率よくできるようになります。
時間に縛られずにできるのは、ライティングの大きな魅力だと思います。
ただし、納期が厳しい案件や切れ目なく長期に続く案件には要注意です。うっかり旅行などにも行かれなくなってしまいますので・・。
ただしその辺のタイムマネジメントも、数をこなしている内に慣れてきます。あと副業ライターをやってみて、将来的にはフリーランスでも生きていけるなという自信を得られたのも大きいです。
50代からwebライターを始めたい方へのアドバイス
まずやチャレンジが重要です。50代未経験者でも仕事がないということはなく、数稽古が必要です。
特に最初は、納期が重なったり日程の余裕がなかったりすると絶望的な気分になってしまいます。
またライティングは効率があまりよくはないということも、承知しておいた方がよいでしょう。筆が進まないと、時給換算で300円程度になってしまうなんてこともよくあります。
それでガッカリして「ライターなんてやーめた!」となる人も多いようですが、前述の通り「隙間時間が収益化できる」ということをメリットとして意識するとよいと思います。
それに慣れてくると、生産性は徐々に上がってきます。
それでも、時給換算で1,000円にはなかなかいかないですが・・・。
「これだけは先にやっておけ!」は、使いやすいPCの購入でしょうか(笑)。
あとWordPressが使えるようになるのも必須ですが、これは「先」でなくても「やりながら」で十分だと思います。
今回の記事で分からないものは質問どうぞ!少しずつ頑張ろう!!