アフィリエイトASPの審査落ちと共に注意したいのはカード系、Fx系、株式系などの金融系キーワードで作ったサイトやサプリメント、ダイエット関連の高額報酬のプログラムに、作ったばかりのブログで提携申請をしてしまうことです。
ASPと提携する正しい順番でも書きましたが、規約を守らず、強引に消費者金融に登録させようとしたり、薬事法を守らず高額なサプリメントを売ろうとする人が後を絶たないので、近年ではブログのチェックが厳しくなっています。
特に無料ブログを量産してスパムまがいの行為をする手法が一時期流行ったので、広告主側も慎重になっているのです。
そこで、今回はASPで提携拒否を食らわないように、最低限のチェック事項も含めてお話ししたいと思います。
ASPに提携拒否されたり審査落ちする理由と対策
ではまず、先にASPに登録する前のチェック事項からお伝えしたいと思います。
以下のことをやるとアフィリエイトASPの審査におちてしまったり、一度提携しても急に解除されてしまいますので注意して。
- 記事数が少ないサイト
- インデックスされていないブログで申請
- ジャンルの条件があっていないサイト
この3つは特に注意です。
ブログ開設直後にASPに申請すると落ちてしまう
ブログやホームページの公開直後にASPと提携してはダメです。
みなさんのサイトを読み込むロボットをクローラーというのですが、このロボットはネット上に次々にできるブログを毎日チェックしなければならないのですから、できたばかりのアフィリエイトブログに四六時中来てくれるわけではありません!(ロボットだって忙しいのです)
みなさんのブログがウェブ上に認識されるのは通常数週間かかります。
ということは、投稿後すぐには全ページが認識されることはないという事はお分かりいただけましたか?
ブログで数記程度は情報が不十分。
例えるなら作りかけの家ができている状態です。
このような時に高額報酬のプログラムに申し込むと拒否されてしまうのです。まずはここが一番大きいと思います。
次に多いのが趣味系の雑記ブログです。
- 「リライトが中途半端」
- 「オリジナル性のない記事」
- 「統一感のない記事」
これがいろいろ入っているために個別記事自体が検索エンジンに嫌われている場合です。カテゴリを作ってもそのカテゴリの記事の中身が不十分ってことです。
これも多々見られます。
検索ロボットが何のブログなのか分からないサイトであれば、当然広告主も警戒しますよね?
これを確かめるのは簡単で、自分の作った個別記事のタイトルをコピーして、そのまま検索窓に貼り付けてください。そのタイトルが検索結果の10番以内に表示されている場合は、まず大丈夫です。
特にスモールキーワードで作った場合は一位になるはずですので、大手ASPや大手機企業のプログラムに参加するときには注意してください。
中途半端な家に人は住めません!
自分のブログがASPに拒否されない状況か調べる方法
では現在のブログがASPに申請できる状況なのか?最低限のチェック事項をお伝えしますね!
まずは最低でも自分の記事がグーグルに登録されていないとだめですよね?
できれば広告主が望むキーワードで1ページに入っているものがあると良いですね。
・・・有名な広告主で「審査アリ」と書かれているところはこれくらいやらないと拒否されます。ジャンル違いに該当します。
ブログの登録名と説明文を審査する側はまずはみすよ。特にブログ論とか情報系を入れていると怪しいって思われて拒否するASPもいます。
ライバルASPの広告を載せておくと提携拒否されることも。
そこまで気にしなくても良いと思いますが、ライバルASPを混ぜておくと提携拒否されることもあります。
例えばA8,バリューコマース,アクセストレード,アフィリエトBなどなどは当然自社の広告を貼ってもらいたいと考えていますね?
競合他社と同じ広告を扱っている場合、例えばA8ばかりの広告が載っているサイトだと面白くないわけです。
また、怪しい情報商材を扱っているサイトなども広告主が信用度を落とす可能性もあるので、拒否されることもあります。
ランキング記事の掲載順位にも要注意
ランキングサイトで自分の広告の順位が低く評価されている場合も提携拒否を食らうこともあります。
どこのASPだって、自社で扱っている案件を一番にしたいものなのです。
・・・この辺が市場をゆがめてしまいアフィリエイターが嫌われる原因なのかもしれませんが、一般の企業同様に広告主の立場は自分の利益の最大化です。
とは言え、アフィリエイトというのは基本的に成果があって初めて報酬を払うという仕組みです。
厳しく提携拒否する必要など広告主側にはなく「むしろ自社の名前をただで宣伝してもらった!!」と考える会社の方が多いです。
だからそこまでびくびくする必要はありませんよ?
でも初心者は焦ってしまい、いくつものASPに申し込んだり、高額報酬に目がくらんで超大手企業と提携をしようとする場合もあるのでこの辺のルールはご理解ください。
特に現在ステマ規制が問題になってるんですね。消費者庁がPRや広告をつけてね?って言うようになってからかなり敏感になりました。
PR表記がないブログは審査落ちることありえます。
アフィリエイトを教える側がアフィリエイト報酬を狙ってASPととにかく契約させようとリンクを貼る場合もあります・・・。
ASPによって同じ広告でも審査基準が異なる
- A8ネット・・・割と審査は緩く初心者でも通りやすい
- アフィリエイトB・・同じく審査が割と緩い
- もしもアフィリエイト・・・初心者に優しい
- アクセストレード・バリューコマース・・・それなりにサイトを見ている
- リンクシェア・・・・かなり厳しい
- クローズド系ASP・・・とても厳しい
あくまで私の感覚ですけど、広告主は各ASPに固定報酬を払ってます。
そのためASPの中で自分の広告が選ばれなければ固定費は完全に払い損です。
だからASPで目立つように予算を決めて複数と提携しています。
ですので、ASPを変えるだけですんなり審査通ることもあります。
後は新しいASPは営業頑張っているので審査が緩め。そしてセミナーに参加すると一発で合格ってところもあります。
やっぱりブランドを高めて売って欲しいわけですよ。広告主も・・・。
気をつけましょうね?
ネガティブキーワードを入れると提携解除してくるASPも増えた
最近結構広告主もあからさまでして…ちょっとしたネガティブ訴求の記事を入れると提携解除をしてくるところも多いですね。
つまり「○○は効果なし?その真相チェック」みたいな不安に付け込む系です。本当に検証したのなら良いのですが、誰とも知れないTwitterの埋め込みでの印象操作が典型。情報商材でもこの手の作り方おおいんです。
YMYLジャンルが特に広告主もASPも厳しく見てきます。転職や美容にも波及しています。
- 会社の評判で悪口を書く
- 美容の失敗経験を書く
- 業界の問題点を指摘する
- 芸能人の名前を悪用
・・・やり過ぎたら反対に市場がゆがむけど?ある程度の批判は必要だよ?とは個人的に思うのですがどうしても自社のブランドだけは良くしたいみたいな広告主がいます。
最近は自分の会社のメディアで自分の口コミ記事書いたりしますし。匿名だからこそ言える真実と、匿名で稼ごうとする人のバランス問題って難しいんです。
アダルトや出会い系に準ずる記事を混ぜているケース
アダルトはあまり一緒にしないのですが、仕事と恋愛とか美容とモテなんかには出会いに関するキーワードを入れる人も多いのですが、そのジャンルの広告のそばに一般広告を混ぜると提携解除っていうのもよくあります。
恋愛ブログは特化で作った方がいいと思います。雑記で混ぜない方がいいですね。アダルト訴求のキーワード使っているとアドセンスも落ちやすい。
古いロゴやモデル販売ページのキャプチャを放置している
広告主の販売ページで利権が発生するものの一つが、オリジナルのロゴと提携しているモデルさんのライセンス期間です。美容や恋愛・投資・中古車案件なんかが典型ですが、モデルプロダクションとの契約が過ぎると新しいものに販売ページが差し替えられます。(後は芸能人の事件などで・・)
商品の名称をリニューアルしてロゴも同時に変更など行うわけですが、その古いページを放置していると発見してきます。
特にそのページから売り上げが発生する場合は差し替えてください。
料金や人数・成分表の数値が違っている
結婚相談所案件が代表ですが料金や値段・登録者の人数がかなり変わります。古い会員数や料金を載せておくと読者が誤解を起こしますし、販売ページにクレームが来ます。
今は消費者庁も厳しく取り締まっているので、数字の変更があったら対応しましょう。で、雑記ブログだとどこになんの記事を書いているのか?自分でも把握できないこともそのせいで提携拒否。
ASPも対応がめんどくさそうだからそもそも提携しないという場合もあります。
A8ネットで審査が取らなかったり提携拒否されるケースは?
審査がゆるいA8ネットでさえ審査が通らなかったり特定の広告主から提携拒否を食らってしまう場合は以下のようなことが考えられます。
- アメブロ・DTIなどA8と提携できないブログで申請している
- アダルトジャンルと思わせるようなタイトルを付けている
- 否定的なキーワードで上位が多く広告主のブランドを落としがち
- 写真のキャプチャ・アニメの無断登用など著作権無視
- 推奨のカテゴリと違うジャンル
A8はかなり審査が緩いです。
ただし大手で「審査アリ」っていうところはかなり時間がかるケースも多いです。特にアフィリエイト報酬が高いもの。(5000円以上かな)
落ちる理由の大半が、単にブログへのアクセスがない、後はA8のジャンルと違うもので書いているケースです。
例えば恋愛ブログで美容を申請しても良いのですが、恋愛のために借金をするケースもあるからという理由でキャッシングの案件に申し込むなどです。
YMYLジャンルは割とブログ見てきますよ。後はA8広告主の販売ページの画像を片っ端から流用しているようなブログも審査に落ちます。
アクセストレードで提携拒否や解除される場合は?
アクセストレードもかなり提携解除されるケースが多いですね。相談受けます。
- 広告主が推奨しているキーワードで上位表示していない
- ブログ全体のPVが少なく販売ページへのクリックがほぼない
- 競合広告主をランキング上位にしている
- 広告主を否定(誤解を招くような)文章が入っている
アクセストレードはキーワードごとのアフィリエイターの数や月の予算が決まっているように見えます。自分も放置してしまったサイトや更新が切れたサイトに対して、アクトレから提携解除のお知らせをもらいます。
解除される=悪徳ASPというわけでは全くなく、むしろ登録しているURLをしっかり観察できるシステムが揃っているのではないかと思います。
セミナーも行きましたし、個別にカフェに呼び出されたりもしましたが、結構若担当が多く、小回り効くASPという印象を持ちました。
アフィリエイトBで提携解除される理由は?
アフィリエイトBはアフィリエイターさんに優しいのですが一方自社でのアフィリエイトサイトを作っているんですよね・・。となるとそこと競合するジャンルは避けないと・・という感じではしています。
後はステマ規制のPRがなかったりアンケートに答えていないと提携解除きます。後はモデルやロゴの減高対応も期限が短い!!
バリューコマースで提携解除される理由は?
バリューコマースはアフィリエイトASPの中でも上場している企業でブランドにちょっとうるさいです。
- 商品名が変わった
- 値段や利用者の人数が変わった
- 使っているモデルが変わった
- 店舗数が増減した
- ジャンルがあってない
これらにかなり早く対応しないと提携を切って来きますね。だから記事内にこのようなブランドASPのリンクを沢山混ぜてしまうと後が大変!
当サイトの作りやメンバーさんのサイトを見てもらえば分かると思いますがセールスページを数本だけ作っておき、いざという時のそこだけ貼り換えれば良いようにした方が管理が絶対に楽です。
もしもアフィリエイトで提携解除されたり審査落ちする理由
まず、なぜもしもであで提携解除されたり、そもそも審査時に落ちるか?っていうとですね・・・・たまに相談されます。
アフィリエイトASPの登録報酬が1000円と高いために、ブログ初心者を狙って「真っ先にもしもに登録をさせようとするブロガーさんが多い」からじゃないかと思ってます。
なんとかサーバーに登録させようとするのも同じで「Amazon厳しいけどもしもなら受かるよ?」みたいな誘導が典型。
- 少なくとも10件の投稿が必要・・・重要
- 60日以内に更新されたサイト
- プライバシーポリシーの設置
- お問い合わせの設置
アマゾンってどんどん厳しくなってきて人によってはアドセンスより審査大変って言う人もいるくらいなんで「もしもなら審査なしで余裕」みたいなのはアフィリエイターのちょっと悪意のある誘導かなと思ってます。
もしもはブログとの自動マッチングの機能があって登録時のジャンルとサイトの内容をAIと担当が見て来るんですよ」(まあ、元担当が案件ばらしてブログサロンやるみたいな・・・業界長い人は知ってます)
こんなこというとトゲありそうなんで、案件見つからない時に自動マッチは非常に便利だし、ブロガーサロンと繋がってるのでブロガーさんにはかなり優しいという点は伝えておきます。
法人ドメインじゃないと審査を落とす広告主も実はいる
後はこれ書いておいて欲しいんですけど、法人ドメインじゃないとそもそも提携させないっていう案件も一部あります。
美容・スポーツ・ダイエット・金融などのYMYL領域にかかりそうなところです。提携基準のところには書いていないので気がつかない!
記事を作って申し込んで拒否されて担当に聞いたら初めてわかるみたいな件も相談を受けています。クローズドASPあるあるなので気を付けてください。
素晴らしいASPでも担当が変わると一気に承認率や条件が悪くなったりする
こういう相談も受けます。月に30万⇒承認率半分に減らされて15万とか・・おい。
良い担当があると記事の書き方やキーワードをアドバイスしてくれたりして本当に親身になってくれるのですが他業界にもれずIT業界って実力付いたら転職しちゃう人多いですし・・。
そういう意味ででもリスクに備えてメルマガアフィリ考えたり、自分で少しずつアフィリエイトをずらした展開のスモール事業やっても良いんじゃないかと思います。
一度提携拒否されても後で再審査をしてもらえます!
例え一度拒否されたからと言ってあきらめる必要はありません。サイトの規模を大きくするとすんなり提携が通ることもあります。時間がたったら再度申請すれば良いだけです!
独自ドメインサイトできれいに作り込めば目視チェックで受かります。
広告主によっては「○○というキーワードで検索結果の□□位に入っていること」などが裏で決められている場合もあるので上位に上がってきたら申請しましょう。
また、同じ案件でも別のASPを使うとすんなり許可が下りる場合もあります。
過度な競合が起こらないように、アフィリエイターの制限をしている場合もあるので、1つがダメでも別のASPで試してみましょう!!
後はお問い合わせから聞いてみると提携拒否の理由を教えてくれたりします。
落ち込まなくても大丈夫。
人気サイトになったらむしろ「高額で良いから広告を載せて!」って頼まれることの方が多いです
非承認や突然の提携拒否が多い広告主やASPの対応について
実際に商品を売っても、来店プログラムで申し込みをさせても、資料請求が通っても、まったく承認されない悪徳広告主に当たったらどうすべきか?私のアドバイスとしては以下の通りです。
承認率が悪い理由をお問合せしてみる。
意外とやっていない人がいます。聞いちゃえばすんなり解決っていうこともあります。ASPや広告主に入る人も一人の人間です。
「どうせ管理の行き届いていない放置ゴミブログだろ?」と思っていたのに、個人的な質問が来たら、そこに人間を感じてくれるものなのです。
同じ商品を扱っている別のASPに乗り換える
ASPによっては承認率が全然違うものがあります。特別単価をくれたり、類似品を探してくれたりします。複数のASPに提携しておくと回避措置ができますよ?
ひどい広告主の場合は別のランキングサイトやまとめサイトに誘導する
別のランキングサイトやまとめサイトに誘導する
商標関係を独占すると起きるトラブルです。1位を独占しだしたらいきなり条件を変えて来る。初めから売名行為の広告主に当たったら、そこからさらにランキングサイトやまとめサイトにリンクを飛ばしてしまいましょう!!
重要なのはあくまで顧客目線!信頼されれば何でも売れる!
最後にこのような広告主とのトラブルを防ぐための重要な心構えを述べて終わろうと思います。アメリカの広告や選挙戦略なんて見ていれば分かりますが、ネガティブキャンペーンは日常茶飯事。
自分の主張を貫き通して相手にわかってもらって初めて生きていける世界が世の中には多々あります。
アフィリエイトというビジネスもそういう面があって、サイトを見てもらわなければ始まらない。商品を知ってもらわなければ価値だって生み出せない。
熾烈な競争社会にいて広告が先走ってしまうこともあるでしょう。
ただ、忘れないでほしいのはあくまで顧客目線に立つということ。顧客の価値観なんて多々あるし、それが正しいかどうかは分からない。でも、真剣に考えた結果ならばそれはそれで良いのではないかと思いますよ!
結局信頼されれば何でも売れます。そのために自分はどうあるべきか?みなさんもちょっと考えてみてくださいね。
今回の記事で分からないものは質問どうぞ!少しずつ頑張ろう!!