アフィリエイトをやっているとどこかで心理戦を仕掛けられた気分になったり、自分でも必要以上に相手の心理を考えて筆が進まなくなったりします。
特に情報商材・コンテンツ販売・SNSのあおりを毎日見ていると水面下ではすさまじい心理戦が行われています。一方分かっていても逆らえないというのが本能に刻まれた行動のくせです・
普段の何気ない会話でもみなさん使ってると思いますが、折角なので「用語として暗記」してしまうことで、ライティングの技術に活かせるかと思います。
アフィリエイトでよく使われる心理学用語と例文
用語 | 解説 | 例文 | 情報見極め/デメリット |
アンカリンク効果 | 最初の数字に後が引きづられる | 10万円相当が今だけ○○円 | 前提の数字の正しさは? |
アンダードッグ効果 | 負けに同情 | ダイエットに失敗し続けた・・ | 今回も失敗では? |
ウィンザー効果 | 第三者の声を信じる | ○○さんのお墨付き | 口コミを買ってないか? |
ヴェブレン効果 | 高いものはいいもの | 100万円分相当の・・ | 原価の算出基準は? |
カクテルパーティー効果 | 都合の良い情報だけ解釈 | 実はコピペだけで稼げる | 全体的に見たらどうか? |
カリギュラ効果 | 禁止されると見たくなる | 悪用厳禁・悪魔の | 禁止理由の正当性は? |
グッドマンの第二法則 | 悪評を信じたくなる | ○○に騙された人へ | 悪評の捏造はない? |
権威性の法則 | 権威ある人に惹かれる | ○○さん推奨 | 名前貸しじゃないか? |
クレショフ効果 | 連続を無意識に関連させる | 美女とお金とお肉写真 | 本当に関係してる? |
コントラスト効果 | 物事を比較してしまう | ○○コースならお得 | 比較基準と理由は? |
シャルパンティエ効果 | 同じ重さを錯覚 | 一日あたり300円 月額1万円 | 単位を置き換えてみる |
スノッブ効果 | 希少性に惹かれる | 10部限定商品 | 本当に限定なのか? |
ストループ効果 | 異なる情報(色など) | 文字や写真の色を変える | 色や写真を消しても本当? |
スリーパー効果 | 怪しさが眠って消える | 3回目のお知らせです | 初めの違和感を再確認 |
単純接触効果 (ザイオンス効果) | 触れる回数で親しみ | 連続メルマガ 用語の繰り返し | ネタ切れじゃないの? |
松竹梅の法則 | 真ん中を購入したくなる | 3つの値段を提示 | 本当に3択なの? |
ツァイガルニク効果 | 続きが見たくなる | 3回だけ動画無料 | 結局全部不完全では? |
ディドロ効果 | 他の最高が欲しくなる | 最高を1つだけ | 本当に1つで終わる? |
バーナム効果 | 自分ごとに感じる | ○○でお困りのあなた | 主語変えても当てはまらない? |
ハロー効果 | 他の印象に釣られる | 元ホストのセールス術 | 自分と同じ条件か? |
ピークエンドの法則 | 初めと終わりで判断 | 高額表示→低額表示 | 過程も重要では? |
フットインザドア | 小さなお願い→大きなお願い | 初回無料 | 初回しか良くないのでは? |
フライミング効果 | 最初に見た印象を引きづる | ○○がしたいと思ったことは? | 当たり前のYESに注意 |
返報性の法則 | お返しをしたくなる | 無料プレゼント | お返しの意味ある? |
バイヤーリモース効果 | 買わないことを後悔 | ○○した人は得しましたね! | 反対の意見はどう? |
プロスペクト理論 =機会損失の法則 | 機会損失を嫌う | ○○をやらないと終わる | 別の損失を生み出してないか? |
両面提示 | デメリットを知ると信頼 | メリット・デメリット | どの立場からの利点? |
とまあ沢山あるわけで、SNS・メルマガ・LINEや動画でも毎日目にすると思います。あまり考えすぎると人間不信に陥りそうですが(笑)
疑いを抱かせること事態が巧みに仕組まれた戦術だったりしてもうわけがわかりませんよね・・。
でも、普段の行動もなるべく意識的にすることで、いざという時の訓練ができるかと思います。
YouTube系は引きの強いサムネイル多いっすね。
アンカリング効果
アンカリング効果は、消費者が最初に提示された情報(アンカー)に影響を受けるという心理学的な現象です。「10万円の価値がある商品が今なら1万円!」といった表現はこの効果です。
消費者は初めに見た10万円という価格(アンカー)に引きずられ、1万円という価格を非常に安い、あるいはお得な価格と感じさせる方法です。
「10万円貸して?無理なら1000円だけでも・・・」なんて感じで日常会話にも使われるいい方です。
高いと思っていたけど・・・実は・・よく考えたら○○の点からは安かったという書き方をしましょう!
アンダードッグ効果
アンダードッグ効果とは、負けている者、あるいは不利な立場の者(アンダードッグ)に対して人々が同情したり応援したりするという心理的な傾向を指します。
判官贔屓(ほうがん-びいき)という言葉もありますが、源頼朝に負けた義経の方が同情が集まって人気になったりします。
優勝チームよりスポーツで惜敗した選手ののファンになったりする。
「ダイエットに何度も失敗してきたあなたへ」といった訴求はこの効果を利用したものです。
読者は自身の経験と照らし合わせて同情します。その結果、商品やサービスに対する興味や購買意欲を増す可能性があります。
よくある「私もずっとブログで稼げなかった、でも諦めなかったら・・・100万円!」詳しくはプロフィールでみたいなSNSの投稿はこのパターンです。
敢えて負けを演出してからの逆転劇は映画やドラマでも見られます。
まずはあなたの読者についてどの点に失敗の原因があるのかを探ってください。
ウィンザー効果
ウィンザー効果は、第三者の意見や評価を非常に重視するという人間の心理を指します。「○○さんのお墨付き」といった表現はこの効果を利用しています。
人々は信頼できる第三者の意見を高く評価する傾向があり、その評価が商品やサービスに対する信頼感を向上させ、結果として購買を促すことが可能となります。
SNSで○○さんスゴイってほめたたえる行為がまさにこれ!
相互リツイートなどをして客観的な証拠があるように見せたりするので注意しましょう。販売ページに口コミを載せるなどよく使われる手法ではあります。
Twitterの埋め込みはよく見かけますよね?
ヴェブレン効果
ヴェブレン効果とは、高価な商品は高品質であるという一般的な認識を利用した効果です。「100万円相当の…」といった表現はこの効果を利用しています。
消費者は高価な商品を高品質、あるいはステータスの象徴と捉えることが多く、その結果、商品の価値を高く評価し、購買意欲を増す可能性があります。
美女・肉・寿司・高級車に乗っている人=成功者=信用できる人みたいな刷り込みです。
これを利用して「高額なコンサル料を取れる人はスゴイ人」みたいな刷り込みも多いので気をつけましょう!高額な投資詐欺でも使われます。
カクテルパーティー効果
カクテルパーティー効果とはパーティーのようなうるさい場所でも自分に関連する、または興味のある情報に対して注意が向くという心理学的な現象を指します。
人は信じたいものだけを信じるという傾向です。
「実はコピペだけで稼げる」といった訴求はこの効果を利用しています。
消費者の関心事を直接触れることで、その他の情報よりも優先的にそのメッセージに注意が向くことを期待しまて作られます。1人称で書くことで商品やサービスへの興味や購買意欲を高めることが可能になります。
メルマガなどで名前を自動挿入すると「自分だと感じてしまう人」は気をつけましょう!
カリギュラ効果
カリギュラ効果とは、禁止されることや隠された情報に対する人間の好奇心を指します。「この情報は秘密にしてください」といった禁止的な表現はこの効果を利用しています。
禁止されると逆にその情報に興味を持ちたくなるという人間の心理を利用して、消費者の商品やサービスへの興味や好奇心を刺激します。
悪用厳禁100万円の・・・閲覧注意・・・情報商材やYouTubeのサムネイルでよく見かけます。
グッドマンの第二法則
「○○に騙された人へ」という表現は、グッドマンの第二法則を利用しています。
これは、悪評や否定的な情報に対して人々が興味を持つという心理的な傾向を指します。この情報を共感しやすくするため、読者はより注意深く商品やサービスについて考え、結果としてその購買決定に影響を与えます。
「○○詐欺は本当?効果を検証」とか「○○はまだ失敗するのでまだ買うな!」という形でよく見るはずです。
・・・批判屋に対してつい本音が・・。
ネットはそもそも信頼度が低いと思っている人に効果的ではあります。
ネガティブ訴求は法に触れることもあるので使いどころが肝心です。
権威性の法則
「○○さん推奨」という表現は権威性の法則を利用しています。これは、権威ある人々の意見や行動に人々が影響を受けやすいという心理的な傾向を指します。
人々は専門家や著名人の意見に強く影響を受け、その結果、その人が推奨する商品やサービスに対する信頼感や購買意欲を高めます。
インタビューで後ろに本棚が並んでいるなどもよく見かけますよね?
クレショフ効果
美女、お金、お肉の写真など、連続した画像を連続して提示することで無意識の関連性を作り出すのがクレショフ効果です。
消費者はこれらの画像を見てポジティブな感情を抱き、それが商品やサービスに対するポジティブな印象へとつながります。
- 野菜+コップ→野菜ジュースを想起する
- 美人+化粧品→きれいになるのか?
- 高級車+ヨーロッパの街並み+美女・・「モテる??」
コントラスト効果
コントラスト効果は、人々が2つの異なるものを比較する際に、その違いをより大きく感じる傾向を指します。
「通常プランと比べて○○コースならお得!」といった表現はこの効果を利用しています。
商品やサービス間の差を明確に示すことで、ある選択肢の価値を高め、消費者の購買意欲を刺激します。
美容・医療など根拠のない比較広告は禁止されているので注意してください。
松竹梅の法則
「3つの値段を提示」というのは、松竹梅の法則を活用した手法です。これは、人々が選択肢の中で中間の選択肢を選びやすいという心理的な傾向を利用したものです。
3つの価格設定を提示することで、消費者は中間の価格を適切な価格と感じ、その結果、購入意欲が高まります。
シャルパンティエ効果
「一日あたり300円、月額1万円」というように、同じ価格でも提示の仕方によって価値感が変わる現象をシャルパンティエ効果と呼びます。
価格を小さな単位で分割することで、全体としての負担感を軽減し、商品やサービスへの購買意欲を高める効果があります。
レモン50個分のビタミンC、東京ドーム○○個分の広さなど、CMでもよく使われます。単位を置き換えることで冷静に判断ができますよ。
スノッブ効果
「10部限定」といった表現はスノッブ効果を利用しています。
これは、希少性が高い商品やサービスに対して人々が高い価値を見い出すという心理的な傾向を指します。限定商品はその希少性から独占的な価値を持つと感じられ、それが消費者の購買意欲を刺激します。
残り枠○○個、明日まで割引などよくありますね。
ストループ効果
「文字の色を変える」といった表現は、ストループ効果を利用しています。これは、異なる情報(例えば、文字の色とその文字が表す色名)が一緒に提示されると、人々の情報処理に時間がかかるという心理的な現象を指します
信号の停止を青色にしたら混乱しますよね?人間の元々の持っている認知の性質です。それを利用してセールスをします。
安いものを隙間なく大量に並べた陳列棚などが典型です。
消費者がその情報に長く注目することで、商品やサービスへの関心を高めます。
スリーパー効果
「3回目のお知らせです」という表現はスリーパー効果を利用しています。これは、一度では受け入れられない情報も時間が経つことで受け入れやすくなるという心理学的な現象を指します。
情報の提供を繰り返すことで、読者は徐々にその情報に対する抵抗感を失い、その結果、商品やサービスに対する評価が改善されます。
怪しい広告も毒のある芸風も見慣れてしまうと求めてしまいますね。
単純接触効果(ザイオンス効果)
連続メルマガや用語の繰り返しは、単純接触効果(ザイオンス効果)を利用しています。
これは、同じ情報に何度も触れることで、その情報に対する好感度が高まるという心理学的な現象を指します。消費者が商品やサービスに対して繰り返し接触することで、その信頼性や価値を感じやすくなります。
ツァイガルニク効果=ザイオンス効果
ロシアの心理学者ブルーマ・ツァイガルニク(Bluma Zeigarnik)が発見したのでそう呼ばれます。「Zeigarnik」は英語では「ザイガルニク」と呼ばれるでこの呼び方の方がなじみがある人も。
「3回だけ動画無料」という表現はツァイガルニク効果を活用しています。
これは、途中で終わった物事の結末を知りたいという人間の好奇心を利用したものです。無料で少しだけ提供された情報の続きを知りたいという欲求から、消費者の商品やサービスへの興味や購買意欲を高めます。
電子マンガを途中まで読んでしまってとまらなくなった経験がある人も多いはず。
ディドロ効果
「最高を1つだけ」という表現はディドロ効果を活用しています。
これは、高品質な商品を一つ手に入れると、他の商品も同等の品質に合わせたくなるという心理的な現象を指します。この効果を利用すると、消費者は一つの高品質な商品の購入によって、さらなる購買意欲を刺激されます。
高い服とかかっちゃうとシリーズて集めたくなったり・・・・。
バーナム効果
「○○でお困りのあなた」という表現はバーナム効果を活用しています。
これは、あいまいで汎用的な情報が個人にとっては特別であると感じられるという心理的な現象を指します。この効果により、消費者は自分だけに向けられたメッセージと感じ、その商品やサービスに対する関心が高まります。
占いや血液診断でよく使われます。
ハロー効果
「元ホストのセールス術」のようなアフィリエイト広告ではハロー効果が働くことがあります。
これは、一部の特徴から全体の印象を決めてしまう人間の傾向を利用したものです。例えば、商品が元ホストが推奨するものであれば、その商品全体が魅力的に見える傾向があります。
美女・イケメン芸能人が使っている商品なら間違いないなどCMでも多く使われます。
これを利用して商品やサービスの魅力を高め、購買意欲を刺激します。
ピークエンドの法則
「高額表示→低額表示」のような戦略はピークエンドの法則を利用しています。
これは、人間が体験を記憶するとき、ピーク(最も強烈な部分)と終わりの印象を重視する傾向があるという心理学の法則です。
価格を初めに高く見せてから、後で割引を適用することで、消費者はより大きな満足感を感じ、購買意欲が刺激されます。
フットインザドア
「初回無料」の表現はフット・イン・ザ・ドアのテクニックを使用しています。これは、小さな依頼から始めて徐々に大きな依頼をするという手法です。
最初の無料オファーにより消費者がその商品やサービスに関心を持つと、その後でより高価な商品やサービスへの購入意欲を刺激するという心理を利用します。
フライミング効果
「○○がしたいと思ったことは?」のようなフレーズはフライミング効果を利用しています。
これは、情報の提示方法によって人々の判断や選択が変わるという心理学の原理です。読者に特定の視点で考えるよう誘導することで、商品やサービスへの興味や購買意欲を高めることが可能です。
返報性の法則
「無料プレゼント」のような表現は返報性の法則を利用しています。これは、何かを受け取った人は何かを返したいと感じるという人間の自然な傾向を指します。
無料プレゼントを提供することで、消費者は何かを返したいと感じ、その結果、商品やサービスの購入につながります。
サプリや化粧品などサンプル商品を配っているもの多いですよね?何かをもらうとお礼をしたくなる。日本人には相性の良いです。
セールスで非常によく使われる心理作戦です。
バイヤーリモース効果
「○○した人は得しましたね!」のような表現は、バイヤーリモース効果を利用したものです。これは、消費者が商品を購入しなかったことに対する後悔の感情を引き出す心理学的テクニックです。この手法を使うことで、消費者は購入に踏み切りやすくなる可能性があります。
メルマガなどのセールスにこの文言を入れることで次回の売り上げにつながることも!
プロスペクト理論=機会損失の法則
「○○をやらないと終わる」のようなフレーズは、プロスペクト理論または機会損失の法則を利用しています。
これは、消費者が可能な損失を避けるためにリスクを冒す傾向があるという理論です。このフレーズによって、消費者はアクションを起こさずに機会を逃すリスクを感じ、商品やサービスの購入に踏み切りやすくなる可能性があります。
両面提示
「メリット・デメリット」の表現は、両面提示というテクニックを使っています。これは、商品やサービスの良い点だけでなく悪い点も正直に示すことで、消費者の信頼を勝ち取る手法です。消費者は、全ての情報が提示されていると感じ、購入の際の不安を軽減することができます。
アフィリエイトの心理学を活かせるのがセールスページ
もっとも心理テクニックが有効に使えるのがセールスページですね。いくら集客がうまく行っても買う気にさせないとなかなかオンラインで商品に手を伸ばしてもらえないものです。
- コントラスト効果・・他社との一覧比較
- ウィンザー効果・・○○さんの口コミ
- 両面提示・・・メリットデメリット
普通に化粧品やサプリのセールスページにも使っているはず。もはや特別ってことじゃなくて上位ページを見れば明らかですね!
SNSアフィリエイトで使われる心理テクニックと注意点
心理学のテクニックをついた手法はライティングはもちろんTwitterや動画を基本とするSNSで頻繁に使われています。マインドシェアのために、拡散のために以下のような企画は多いはず。
- 返報性の法則・・SNSでのプレゼント・お金・ギフト配り
- カリギュラ効果・・・この際だから言うけど
- ツァイガルニク効果・・続きはプロフへ「 」
という感じでめちゃ見かけるんですよね。マインド論ばかりの集客アカウントに多用されてます。
情報商材アフィリエイトに使われる心理テクニック
SNSやPPCで集客したらLINE→メルマガというのが王道の流れです。その中でどのようなセールスを仕掛けていくのか?というのはまさに行動心理学に基づいた理論が使われています。
- ザイオンスの効果・・毎日届くメルマガ
- ツァイガルニク効果・・・3回までセールス動画が無料
- バイヤーリモース効果‥買った人はおめでとう!
伝えるための手段は情報に限らずあらゆるお取り寄せ通販・美容院からのお知らせでも同じように行われています。情報商材の場合はめちゃくちゃ分かりやすい形で表現されています。
心理学は対立の概念もあるので使い方に注意しよう
セールスに・恋愛に・ライティングや営業トークにに応用される心理学ですが、用語は真逆の概念も多く、どちらが相手にヒットするかは読者の経験にもとづきます。
例)
バンドワゴン効果・・・勢いのある人
⇅
アンダードッグ効果・・・負け戦にいる人
ですので、やみくもに用語を振り回すのではなくどのような状況で使うかは計測と修正が必要ですね!
アフィリエイトの心理学は普段の仕事に活かせます
アフィリエイトの面白さって普段の仕事に活かせる技術を学びながら稼げることだと思っていて、別に他と切り離されたビジネスじゃないです。
よく考えたら当サイトでも心理学系の本は割と紹介してきました。
行動心理学・ビジネス心理学の本は多くの方が紹介していると思うので、別の角度から自分は解説します。
先ほどの法則を使ってますよ?
プロ弁護士の心理戦
今回の例で面白かったのは近隣同士のトラブルが刑事事件に発展してしまったケースです。
被害者「いくら積まれても示談はしません」
弁護人「差支えなければ、そこまでおっしゃる理由を教えてもらえませんか?」
被害者「あいつの顔なんて見たくもないんだよ!刑務所にぶちこんでもらいたい」
弁護人「顔を見たくないなら、彼らが引っ越すならどうです?もうこの町にいなくなるならば?」
被害者「え、ああ、それなら・・・」
ということで引っ越しという手段で解決した例が紹介されています。
住居移転の自由が憲法にはありますので、いくらお金を払っても隣の住人を引っ越しさせることはできない。その裏を欠いた非常にうまい説得術だと感心しました。
「よく考えてみれば、この点に妥協点があるのでは?」「値段が全てじゃありませんよ?」なんて説得するのです。
⇒ 具体的な話を始める前に抽象化した内容で合意を得ることで話が進む
「身に着ける物は大事」→「良いものに囲まれることが大切」→「インテリア商品のセールスへ」と向かうという例が載っていますが、いきなり商品説明をするのではなく、外堀から埋めるというアイデアも有りでしょう!
いきなり稼げます!とか、すぐに治ります!なんていうのはウソっぽいですよね。
まずは稼ぐ事は悪いことじゃないという合意、そこから少しずつ情報商材を売るなどのステップが必要だということです。弁護士さんの高額受注とかもこういうのが使われてるかも!?
金額にこだわる相手に時間軸を与える。本書の中では「500万円以下の賠償額では嫌です!」という相手に対して「500万円の支払いなら10年後でも良いですか?」
という質問を投げかけ「いやそれはちょっと・・」という相手に対し、「では金額と支払時期ではどちらを優先に扱いますか?」と相手の視点を変えています。
視点を変えることで、この場合は時間を優先する人の心には強く響くというわけですね!
1か月後の10キロよりも一週間で500グラムずつ落としませんか?と言った方が、やる気になる人がいるのではないでしょうか?
一瞬でYESを引き出す 心理戦略
続いてメンタリストですね。
結構多くのメルマガがこの時間に届きませんか?SNSの反応が良いのもこの時間。
- 物を食べた=飲み込んだ時に人は説得されやすい。
- 仕事後のリラックスしている時間帯は受け身になっている可能性が高い
使えそうだったので記憶に残っています。
ごくよくわかりますね。暑い日なんて何するのも嫌ですから!暖色・寒色を使い分けて、サイトにも彩りを与えてみてはどうでしょうか?
ブログやHPでやると、同一コンテンツとみなされてペナルティーを受けるので注意。メルマガなら繰り返しが効果を生みますよ。本当にやってない人は損してる!
職場系心理学
職場系心理学の中にはその文字通り、心理テストがでてくるのですが、そこで紹介する自己洞察テストを元にすれば、
他人へのアプローチの傾向がよくわかりすし、その分析結果によってメルマガやブログ,HPなどの自分のキャラ設定と、
文章スタイルができあがると思います!
例)
CP・・・父親的な心理「こうあるべきだ!」
NP・・・母親的な心理「それでいいのよ!」
→バランスが崩れると「ウザい説教屋(CP強)」か「ルーズで約束を守れない(NP強)」となる
FC・・・無邪気な自己表現の子供心
AC・・・他人の期待に沿う子供心
FC(強):誰とでも友達が作れるが長続きしない
FC(弱):感情が出ないのでネクラと思われる
AC(強):相手に合わせすぎて疲れてしまう・・。
といわけです。凄い勉強になりますよね。
メルマガアフィリエイトでもCP値を高く設定しすぎると高圧的な物の言い方になると思いますし、NPが高いと今度はいい加減に見えてしまうl。
FC値が高い人はコアなリピーターさんを作ることができないなどなど、自分のキャラ設定や文章スタイルを決める際の指標としても非常に役立つと思いませんか?
脳には妙な癖がある
この本の中には信頼度というコーナーで、ある実験が行われており、自分が相手にお金を渡した場合、その金額が3倍になる。
相手は渡された金額の一部を、返却するというルールに基づいてトレードがなされます。
脳がもっとも相手を信頼に足ると判断するには、相手に先に渡した金額の総量によるというデーターがあります。
脳はそれほどまでに利己的なのですね。何かくれなきゃ信頼しないってことです(>_<)
ちなみに信頼を裏切られた時、また、そのせいで相手がが罰を受けている場合が面白い!
- 男性は相手に対する同情がほぼ100%消失する
- 女性の場合はつらい思いをしている人に40%思いを寄せる
脳科学からすると「ザマミロ!!」と思うのは男性ってことです。
人間の脳は「因果を初めから知っていた」と思うくせがあるようです。
「あの時に株を売っていれば良かった!」もっと慎重に運転していれば!!」という後悔も自分は初めから結果を知っていたとでも言いたげな態度は脳の機能によるところが多く、このバイアスは相当根深くいくら注意しても取り除けないということ。
国産牛・有機野菜というだけで、それをブランドだと思ってしまう人はいませんか?私も国産の文字に弱い(笑)
この目に見えない雰囲気とかブランド戦略に人の脳は強く反応してしまうんだそうですよ?
ちょっと欲望に弱いなという人は要注意ですね。年末恒例の芸能人の目隠しブランド当てをみれば十分納得です。
自分の意思は脳がコントロールできない!?
最後に3つの面白い実験を紹介しようと思います
①脳の人間の頭頂葉のある部分を押すと、人間は特定のパーツを動かしたくなる
→意思が電気信号で生まれる。
②前頭葉の前運動野刺激すると、実際に身体の一部が動く
→本人には動いたという自覚はない
③頭頂葉を強く刺激する
→体は全く動いていないが、人は自分の体が生き生きと動いたと感じる
この三つから言えることは何か?
人は自分の意思をコントロールできないし、それを自覚することもできないという事です(>_<)
私たちは「自分の感情は自分で分かっているし、自分の行動は自分の脳が決定している」と思うかもしれませんが、どうやらこの実験から判断すると、そうは言えないようですよ。
サブリミナル効果なんてちょっと嘘っぽいけれど、私たしは無意識のうちにに既に行動を決定している。その事実を受け止めると同時に、無意識に働きかける効果を研究すれば、みなさんのビジネス戦略に大きく役立つという事ではないでしょうか?
アフィリエイトのライティングに関してはテンプレートを作りましたので、これらの法則をうまく使って是非とも売り上げのばしてください。
今回の記事で分からないものは質問どうぞ!少しずつ頑張ろう!!